「キャンプ中に野生の動物と触れ合ってのんびりしたい」
そう思っている方はいらっしゃいませんか?
そんな方におすすめのキャンプ場は、ズバリ「大久野島キャンプ場」です。
大久野島ではキャンプ中になんと四六時中思う存分に野生のウサギと触れ合うことができるのです。
また島内は海に囲まれ豊かな自然が広がっており、のんびりと過ごすにはちょうど良い環境が整っています。
今回はそんな魅力あふれる大久野島へのアクセスの仕方や、キャンプ中に楽しめるアクティビティを紹介していきたいと思います。
Contents
大久野島とは
大久野島は瀬戸内海芸予諸島の一つであり、広島県竹原市に属する無人島です。
正確には民家は存在せず、島内にある休暇村という施設の従業員が島内で暮らしています。
大久野島は別名「ウサギ島」と呼ばれ、島内には野生のウサギが約900羽生息しており、島内のいたるところでウサギをみることができます。
またかつて大久野島は極秘で毒ガス兵器を製造していたことから、「地図から消された島」や「毒ガスの島」と呼ばれており、現在でも島内にはその当時の毒ガス貯蔵庫や砲台跡などの建物が点在しています。
大久野島へのアクセスの仕方
大久野島へはフェリーでのみアクセスができ、大久野島へアクセスに使う港は基本的には、「忠海港(ただのうみこう)」と「盛港(さかりこう)」の2つになります。
その他に竹原港や三原港からも大久野島へのフェリーが運航していますが、竹原港からのフェリーは火曜と水曜は運休、三原港からのフェリーは土日・祝日限定の運航になります。
ひろしま竹原観光ナビ
高速船:三原・大久野島(ラビットライン)
広島から大久野島へ行く場合
広島側から行く場合は忠海港を利用してください。
「忠海港」へはJR呉線の「忠海駅」から徒歩3分です。
もしくは広島市内から出ている竹原行きの芸陽バスで「忠海駅前」からも徒歩3分で行けます。
広島空港からだとタクシーで20分程度で行けます。
忠海港は「うさぎの島への玄関口」とも言われており、ウサギの餌やグッズなども販売しています。
忠海港から大久野島へのフェリーの所要時間は約15分程で、1時間に2本ほどのペースで運航しています。
ただし12時過ぎから14時までの便は平日運休で2時間空きになっているので注意が必要なのと、フェリーによって定員人数や車搭載不可が変わってくるので、必ず時刻表をチェックしておきましょう。
大三島から大久野島へ行く場合
しまなみ海道の大三島から行く場合は盛港を利用してください。
盛港への公共交通機関は無く、最寄りのバス停も4km程離れているので、車や自転車でのアクセスが無難です。
盛港から大久野島へのフェリーの所要時間は約15分程で、1時間に1本ほどのペースで運航しています。
ただしこちらもお昼あたりの11時半から13時半までは便がなく2時間空きになっているので注意が必要です。
大久野島行きのフェリーについて
レジャーシーズンは国内からはもちろん海外からの観光客も多く、特に忠海港はとても込み合うので、船待ちに数時間かかることもあります。
なのでフェリーに乗れなかった、ということがないように午前中の時間帯に余裕をもって行くことをおすすめします。
忠海港・盛港の詳しい時刻表・運賃はこちら→ 忠海港HP
車について
大久野島内に車を持ち込む事はできますが、島内は一般の車は走行が出来ません。
車を持ち込んだ場合は、フェリー乗り場の桟橋近くの駐車場に停めることになります。
ファミリーキャンプや、大人数でのキャンプなど、あきらかに荷物が多い場合は、荷物の収納のために車の持ち込みも有りと思います。
ですが、島の奥に位置する休暇村に宿泊予定であれば、フェリーの到着時間に合わせて運行している無料の送迎シャトルバスで休暇村に行くことができます。
キャンプで荷物が多い場合でも、フェリー乗り場からキャンプ場までは徒歩5分程で行けるので心配はないかと思います。
またキャンプ場の管理は休暇村になるので、キャンプ場利用者は送迎シャトルバスの利用ができ、大荷物で歩くのがきつい場合はキャンプ場までシャトルバスで送迎してもらえます。
そういった理由から個人的には車の持ち込みはせずに、忠海港と盛港に無料の駐車場があるので、そこに車を置いて大久野島に行くことをおすすめします。
フェリーに乗る前に
大久野島には商店などはないので、フェリーに乗る前に必要なものは買いそろえておく必要があります。
忠海駅からすぐのところにファミリーマートがありますので、港に行く前に立ち寄って忘れ物が無いようにしましょう。
大久野島でキャンプを楽しもう
大久野島には休暇村が管理しているキャンプ場があります。
テントサイトは海に面しており、対岸には大三島が望めて綺麗な景観を楽しむことができ、とても空気が澄んでいるので夜にはたくさんの星を観ることもできます。
また休暇村の本館前にはヤシの木やソテツなど南洋の植物が自生しているので、リゾート気分を盛り上げてくれます。
手ぶらキャンプ
大久野島のキャンプ場では持ち込みのテントでキャンプをする他に、キャンプがはじめての方や女性におすすめの「手ぶらでキャンプ」というプランでキャンプができます。
手ぶらでキャンプを予約すれば、テントはスタッフさんが設営してくれ、その他のキャンプに必要な道具も準備して一式貸し出しをしてくれます。
休暇村大久野島の手ぶらでプランは、食材付きor食材なしを選ぶことができます。
食材なしのプランだと、BBQに必要な道具は貸してくれるので、自分たちで食べたい食材だけを持ち込めば、手軽にBBQを楽しむことができます。
食材付きのプランだと、何も準備するものはなく、夕食はBBQか本館でビュッフェを選ぶことができ、翌朝の朝食も本館で食べることができます。
また1泊につき1回、せと温泉の利用ができ、バスタオル・フェイスタオルなども無料で貸してくれます。
朝はシャトルバスは運行していませんが、キャンプ場から本館へは徒歩6分程で行けます。
<手ぶらでキャンププランの値段>
食材付き:10,450円~15,300円
食材なし:7,700円~11,000円
大久野島のウサギと触れ合おう

基本的に大久野島のウサギは人懐っこく、人が近寄っても逃げたりしません。
ウサギの餌を持っていれば、どこからともなくたくさんのウサギが足元に集まってくるので、動物好きの人にはたまらない環境です。
4月から5月にかけては運が良ければ赤ちゃんウサギをみることができます。
とにかくキャンプ場内でも散歩中でも、日常ではお目にかかれない程たくさんのウサギが島のどこでも見れるので、大久野島の自然を背景にのんびりとしたウサギの写真を取ったり、ウサギ特有のモフモフの毛に癒されてみてください。
なお、大久野島のウサギは抱っこしたり追いかけたりしてはいけません。
その他にもウサギに関するルールがあるので、しっかりとルールを守ってウサギと触れ合いましょう。
大久野島でできるアクティビティ
大久野島はウサギと触れ合う他にもたくさんのアクティビティがあり、より楽しいキャンプが出来ます。
ウォーキングコース
大久野島の外周路は3.3kmでウォーキングコースが整備されており、1~2時間でぐるっと島を散策できます。
散策の途中でウサギはもちろん、島内に残された毒ガス貯蔵庫や砲台跡などの建物をみることができます。

ひょっこり展望台
標高100mにある大久野島の最高峰「ひょっこり展望台」からは、豊かな自然の緑と海の青の綺麗なコントラストが360度に広がる絶景を楽しめます。
※2020年7月現在、西日本豪雨災害により山頂展望台への遊歩道は全て通行止めとなっております
テニスコート
島を散策したり、のんびり過ごすのもいいけど、体を動かしたい方にはテニスがおすすめです。
11面ものテニスコートがあるので、空き待ちも少なく利用できます。
大久野島海水浴場
休暇村宿舎から徒歩5分のところに大久野島のプライベートビーチがあるので、すぐに海で遊ぶことができます。
営業期間:2020年7月18日(土)~8月16日(日)
大久野島屋外プール
海はちょっと怖いという方には、すぐ横に海があって眺めが抜群なプールで安全に遊ぶことができます。
営業期間:2020年7月18日(土)~8月23日(日)
せと温泉
キャンプ場から徒歩5分の位置にはせと温泉があり、すぐにキャンプの疲れを癒すことができます。
せと温泉は瀬戸内海に沈む夕陽を見ながら入浴ができ、特に西側の「小沓の湯」から望む景色は格別です。
まとめ
ウサギの島と呼ばれる大久野島は自然豊かなのんびりとした島で、息抜きや癒しを求めるキャンプに向いています。

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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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