キャンプ場で活躍する調理器具!調理器具に適した条件とは?

キャンプでは、薪を燃やした炭火で直接調理することが多いので、使用する調理器具は煤だらけになるのを前提に揃えましょう
今回はあるとキャンプの調理時にあると便利な調理器具と、その条件のほか、現地で調達できる調理器具とその作り方などをご紹介します。

キャンプ場では使い勝手だけでなく丈夫さも重視したい調理器具

使い勝手で選ぶのも大切だが、多少汚れたり衝撃が加わっても丈夫なものがよいです。
しかしキャンプ場には、たくさんの調理器具を持ち込むことができるわけではないので、どのような焚火をするのか、どのような料理をするのかを事前にイメージしながら、最小限で必要な道具を選び抜き、使っていくようにしましょう。

焚火料理に適した調理器具の条件とは?

  1. 鉄製が理想的
    調理器具には、ステンレスやチタンなどの素材がありますが、焚火で調理する際には、蓄熱性の高い鉄製が望ましいです。
    重さがありますが、やはり丈夫で熱が伝わり安い点では鉄が一番です。
  2. 吊るせるほうがよい
    持ち手が横についているタイプの調理器具は、焚火の熱で持ち手が熱くなってしまうので、できれば吊るせるような持ち手がついているタイプが望ましいです。
  3. 収納袋も忘れずに
    焚火で調理したあと、調理器具が煤だらけになります。
    社長
    現場できれいに洗い流すのが困難な場合もあるので、鍋など大型の調理器具を収納するための袋も忘れずに用意しましょう。

初心者が揃えておきたい、キャンプであると便利な調理器具

では実際にキャンプで調理するときにあると便利な調理器具をご紹介します。

ロストル(焼き網)


かまどを作った際の石を使って、食材や調理器具を並べることができるアイテムです。
吊るせないタイプの調理器具でもコンロのように置いて調理できます。

トライポッド


トライポッドは、現地で資材を調達して組み立てることも可能ですが、便利な既製品もあるのでぜひ使ってみましょう。
S字フックに塊肉を吊るして豪快にあぶり焼きをするのもキャンプならではの食事の楽しみ方です。

ケトル


体温維持や食器の洗浄などアウトドアでは何かとお湯が必要になります。
焚火をするなら、ケトルを常備しておくとお湯を沸かしやすいです。

焚火フォーク

焚火で調理する際、もっともシンプルな調理法としてあぶり焼きがありますが、この焚火フォークに食材を刺して炎に近づけるだけなので、誰でも簡単に楽しむことができます。
現地で小枝などを削って作ることも可能です。

ホットサンドメーカー


中に食材を詰めてそのまま焚火に入れるだけで調理できる便利なアイテムです。
上下が分離できるタイプはフライパンとしても活用できたりと実に焚火との相性がよいアイテムです。

ダッチオーブン


キャンパーの憧れの調理器具でもある鋳鉄製のダッチオーブン。
これが先ほどキャンプ器具として使いやすい条件でご紹介した鉄鍋にあたるものですが、通常の鉄鍋に比べて1/4ほどの重さで、軽くて扱いやすいことがメリットです。

ガスバーナー

これは熱源としての調理器具ですが、ガスセットを使用するためのコンロです。
焚火だけでは調理に時間がかかってしまう場合など、1台あると家庭のキッチンと同じように調理ができるので便利です。

アルミホイルがあるととても優秀

焚火料理と最も相性がよいといわれるアルミホイル。
重たい鉄製のフライパンなどがなくてもそのまま焼き網の上にアルミホイルで包んだ食材を載せて加熱するとおいしい一品が加わります。
食材を完全に密閉することも可能なので、蒸し焼きにも適していますし、焚火ではおなじみの焼きいもにも必須なアイテムです。
その他、まな板代わりになるなど、野外調理時の汎用性が高いアイテムですし、安価で手に入るのでぜひ持っていきましょう。

包丁やまな板はセットで揃えるのがおすすめ

野菜や肉などカットして持ち運ぶかもしれませんが、キャンプ場にも念のため包丁やまな板なども持っていくと安心です。
そこで包丁・まな板がセットになった便利なアイテムもあるので知っておくと便利です。

キャンプなど、アウトドア用の調理器具として、まな板と包丁がセットになったものがあります。
スノーピークの人気商品では、まな板がふたつに折りたためるようになっており、その中に包丁が収納できる仕組みになっています。
まな板を2つに折りたたんだケース状の中には、落下帽子用マグネットもついており、包丁が落ちることもなく安全に持ち運びできるようになっています。

またまな板の四隅に、滑り止め防止用のゴムがついているなど安全設計としては申し分ありません。
包丁のサイズも一般家庭で料理をするときに使うのと同じサイズの三徳包丁で、どなたでも扱いやすい大きさと形状になっています。

キャンプ場で現地調達できるキッチンアイテム

上記で紹介した調理器具を全部持ち運べるとは限りません。
キャンプでは荷物を極力減らすことも大事ですし、行動計画などにより、最低限の装備で絞らなければいけないこともあります。
そんな時、現地調達で調理に必要なアイテムを作ることができたら便利ですので、念のため知っておきましょう。

トライポッド

先ほどご紹介したトライポッドですが、同じ長さで太さも近い木を3本見つけ、簡単にロープで固定することで、トライポッドを用意することができます。
使用する木は、腐っていたり、細すぎたりするものは避けましょう。

ポットハンガー

ケトルを吊るすためのハンガーです。
やじろべえのように支点となる木とハング(ひっかける)木を見つければ作ることができます。

ポイントとしては、ハンガーとなる木を支える支点となる木の選び方です。

落ちている木で枝分かれしている部分があればなおよし。
その部分を活用してひっかけましょう。

ポットハンガーの作り方

【手順】

  1. Y字に枝分かれしている木を見つけたら、支点となる部分以外の枝を払い、地面に刺しやすいように、鉛筆を削るようにして下部をナイフで尖らせる
  2. 焚火の位置とハンガーの長さを考慮して、支点を地面に刺す位置を決める。
    位置を決めたら、薪などを使って地面に打ち付ける。
    Y字部分が割れないように注意しながらおこなう。
  3. ハンガー部分の先端を削る。
    調理器具の持ち手を引っかけたときに滑り落ちないように、ナイフで凹みを作っておく。
    数か所つくっておくと火力調整がしやすいです。
  4. ③で作ったハンガーの凹みが焚火の上部に来るように位置を調整したら、石でハンガーを固定し、実際にケトルを吊るしてずり落ちないかを確認しよう。

まとめ

今回、いくつかの調理器具が持ち運べない事態に備えて、現地で調達できる調理器具の作り方もご紹介しましたが、調理器具を吊り下げたり支えたりするアイテムを作ることはさほど難しいことではありませんのでぜひ挑戦してみましょう。
またキャンプに慣れてきた方は、ウッドクラフトとして箸やスプーンなどのカトラリーも作れるようになると楽しいですよ。

キャンプ初心者必見!初心者キャンパー向けのキャンプ用品はこれだけでいい!

2021年3月5日

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Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!