今回はキャンプ場のお風呂事情についてです。
夏場は特に汗をかくので、寝る前にシャワーを浴びたり、お風呂に入りたくなることがあると思います。
そこで、キャンプ場の近くにお風呂がない場合の対処法や、ドラム缶などでお風呂を自作する方法をご紹介します。
Contents
もしもキャンプ場にお風呂がなかったら?
一般的にはオートキャンプ場の近くに温泉があったり、キャンプ場と併設した野外活動センターなどの建物の中にシャワー室や浴場があるところもありますが、基本的にお風呂はないところのほうが多いです。
ですのでお風呂が近くにない場所でテント泊することもあるでしょう。
キャンプ中にお風呂に入る?入らない?
例えば、1泊2日のキャンプでは思ったより時間がなく、お風呂にゆっくり入る時間がないという場合もあります。
キャンプ中にお風呂に入らないことで、ゆっくり過ごせたり、タオルや着替えが少なくて済んだり、お風呂まで車で移動しないのでお酒が飲めるなどメリットもあります。
お風呂に入らない代わりに体をスッキリさせる対処法
お風呂に入らない代わりに体をスッキリさせる方法をご紹介します。
基本的に水道をあまり使わず、体を拭いたり、お湯を沸かして足湯をしたりする方法があります。
1.ウェットティッシュで拭く
ノンアルコールのウェットシートで体を拭く方法です。
最近では体拭き専用の「お風呂シート」といったウェットシートがあるので、キャンプ中は体を拭くだけにするという方は持参しましょう。
2.蒸しタオルで拭く
ウェットティッシュよりももう少しさっぱり感がほしいというときは、タオルをお湯に浸して余分な水気を絞り、「蒸しタオル」を作って拭くといいでしょう。
蒸しタオルで体を拭くと、毛穴が開きやすくなり、汗や脂汚れも落ちやすくなるのでよりスッキリ感が得られることです。
蒸しタオルを作る際は、体を拭いている間にできるだけタオルが冷めないように、40~50度前後と少し熱めのお湯を用意しておくのがポイントです。
3.ドライシャンプーをする
頭皮のフケやかゆみが気になるという方は、ドライシャンプーを用意しておくと便利です。
ドライシャンプーは水で洗い流す必要のないシャンプーで、頭皮全体にスプレーして頭皮をマッサージするようによく揉んでから、蒸しタオルでふき取りドライヤーをかけると、頭皮の脂汚れも落ちスッキリします。
4.足湯をする
バケツにお湯を沸かしてそこに足を浸けるだけ。
湯船に浸かり、全身の汗や汚れを落とすことなどはできませんが、足裏の血行がよくなり疲労感が和らぐ感じがあり、リラックス効果があります。
真夏でも水ではなくあえてお湯を使って体を温めることで、毛細血管を開き皮膚から熱を逃すことで、体温を下げる効果も期待できます。
以上のような方法を取ることで、お風呂がなくても全身を手軽にスッキリとさせることができます。
ポータブルシャワーを持ち込む
お風呂に浸からなくてもいいけど、シャワーは浴びたいという方に持ち運び可能な「ポータブルシャワー」をご紹介します。
ポリタンクで水を持っていき、車のシガーソケットに差し込んで使用します。
十分な水量で快適に使用できますし、体をさっと流すのにも便利です。
どこでも手軽にシャワーを浴びることができるのでキャンプなどアウトドアシーンでも便利です。
ホースの長さは大体2mと長めですので大人の方が立ったまま使用できます。
ドラム缶風呂を作ろう!作り方と注意点
一度はやってみたいドラム缶風呂。
持参・自作もしようと思えばできますが、ドラム缶風呂専用で、上部が空いているものが売られていますので、それをホームセンターもしくは通販で購入し、キャンプ場に持っていくのをおすすめします。
ドラム缶風呂専用のものは、ステンレス製や鉄製で内側塗装が施されているので、錆びにくく安全に使用できます。
1.土台を作る
ドラム缶風呂はドラム缶を地面から離して置く土台部分が必要です。
ドラム缶風呂は、ドラム缶の下で火を起こし、ドラム缶内の水を沸かすので、ドラム缶と地面の間にほどよいすき間を作ります。
一般的に建築資材としてよく使われるものはコンクリートブロックやレンガです。
これらは大人であったら運びやすい形と重さなので土台部分にちょうどいい資材です。
2.ドラム缶の底に敷くすのこを準備する
ドラム缶用風呂の底でやけどしないように敷くためのすのこです。
敷かないと大やけどをしてしまいますので、必ず敷いてください。
ドラム缶風呂用のドラム缶にはたいていすのこもセットになっています。
もしなければ、通常販売されている長方形のすのこをドラム缶の直径よりも少し小さめに円形状にカットして使うという方法もあります。
これは電動ノコギリなどを使う必要があります。
切り口はヤスリ掛けをしなめらかにしておきましょう。
3.薪を入れる
一般的にドラム缶の容量は20リットルです。
ドラム缶でお風呂として楽しむなら、最低でも10リットル以上の水と、その水を沸かすのに薪2束程度は必要です。
入る人数や気温などを考慮し、薪の種類を選びましょう。
4.水を入れる
ドラム缶を土台の上に設置し、水道水をホースを使って水をいれていきます。
水の量は満タンにしてしまうと溢れ出してしまうので、7~8分目ぐらいまでにしておきます。
バケツリレーをしながらみんなで協力し合いながらドラム缶風呂の水を足していくのも楽しみ方の一つです。
5.ドラム缶の下から焚火を組み、着火する
ドラム缶風呂の準備ができたら、あとは焚きつけにする細かい木や紙を用意し着火しましょう。
着火は調理用火起こしなどで使用するマッチやライター、チャッカマンなどでOK。
6.ドラム缶風呂の入り方と注意点
【すのこについて】
ドラム缶を沸かした直後は、すのこがしばらくお湯に浮かんでいますが、人が乗ると徐々に沈んでいきます。
慣れないうちは最初少し難しいかもしれませんが、すぐに慣れるでしょう。
【踏み台も用意する】
ドラム缶風呂は高さがあり、底も深いので脚立か踏み台を用意すると入りやすくなります。
【バケツに水を用意しておく】
風呂に入る時にお湯を溢れさせることがあります。
その勢いで火が消えてしまうこともあるので、ドラム缶に入れる水は、満タンに入れずに半分ぐらいか、7分目ぐらいと少なめにしておき、後からお湯を足します。
あと、中のお湯が熱すぎる場合はあるので冷ます用として、バケツに水を組んで置いておきます。
【水着を用意する】
ドラム缶風呂など屋外でお風呂を沸かして入る場合、他のお客さんのことも考慮し、必ず水着を着用して入りましょう。
着替えるための場所としてテントがあると便利です。
7.お風呂に入ったあとの排水はどうするの?
ドラム缶風呂に入ったあとのお湯を一気に地面に流してしまうとキャンプ場が水浸しになってしまい、周りの方への迷惑にもなります。
排水溝などが近くにある場合はそこまでドラム缶を運ぶか、お湯を捨てても影響のない場所でバケツでお湯だけ少しずつ捨てるなど、一度に大量の排水をしないように気を付けましょう。
まとめ
キャンプ中のお風呂はどうするか、特に家族やグループで行く場合は、家族やメンバー全員が快適で過ごせるように無理のない範囲で計画しましょう。
今回ご紹介したドラム缶風呂は五右衛門風呂ともしくみが似ています。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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