キャンプでオリエンテーリング!基本的なルールと準備物など

学校でも行われる林間学校や野外活動の行事でも取り入れられる「オリエンテーリング」。
今回は個人的なキャンプでもぜひ取り入れたいオリエンテーリングの方法や準備物などについてご紹介します。

オリエンテーリングとは?

オリエンテーリングは、レクリエーション的な扱いになっているかもしれませんが実はスポーツの1種で、全国各地でも開催されています。
このスポーツでは地図読みや目的地までの最短ルートを探って、いかに効率よくチェックポイントを通過し、ゴールにたどり着けるかを競う競技です。

オリエンテーションとロゲイニングの違い

またオリエンテーリングの派生型として「ロゲイニング」という競技もあります。
これはオリエンテーリングと同じく地図を持ってポイントを周るというのは同じですが、ロゲイングはタイム制だけでなく総得点で競う競技です。

オリエンテーリングと同じく、地図上に多数設定された通過ポイントを制限時間の範囲内で、可能な限りポイントを周るのですが、その各ポイントには到達の難易度があります。
標高の高い場所や、地図上では遠く離れた場所にあるなど、時間や体力が必要な場所の得点は高く設定されています。
ですから、「低得点でもポイントをたくさん周るか」「高得点のポイントをできるだけ獲得するか」などチームによって作戦の練り方や戦略が異なるのもおもしろい点です。

オリエンテーリングの資格もある

世界中で実施されているオリエンテーリングですが、「オリエンテーリングインストラクター」という資格も存在し、オリエンテーリング活動や大会で参加者をサポートしたり、子どもたちにオリエンテーリングのコツなどを教えたりすることもできます。

オリエンテーリングの基本とルール

まずはオリエンテーリングの基本とルールから説明します。

オリエンテーリングで求められる能力

オリエンテーリングをスムーズに行うためにはいくつかの能力が求められます。
それは

  • 地図を正しく読める能力(等高線が読めることが望ましい)
  • 地図を読み取り、その情報をもとに最短でかつ楽にたどりつけるルートを決定できる能力
  • そして自身で決定したルートに沿って移動できる能力
  • 走力(できるだけ速く移動するためには歩くよりも走れることが強い)

などオリエンテーリングでできるだけ速くポイントを周りゴールできるようにするために、以下のような能力を高める必要があります。
地図読みなどは、ある程度慣れた人に聞いたり、一緒に周る機会があれば、「このルートで周るとどうなるんですか?」など疑問に思ったことを聞いてみたりすると勉強になります。

社長
普段から定期的にジョギングをするなど、体力をつけておきましょう。

オリエンテーリング、基本的なルール

オリエンテーリングの地図に記される地図記号は以下のようなものです。

  • △…スタート地点
  • 〇…特徴物(地図と地形等から明確に識別できる場)
  • ◎…ゴール地点
  • ×…通行不可

などです。

指定された番号の地点(〇)を通過しないと失格になるほか、指定された全ての地点を正しいルート(順番通り)に周りきった上で、所要時間の一番短かった人が優勝となります。

なお違反行為として、民家の敷地や耕作地(黄色で塗られている場所)などに立ち入るのは禁止です。
立ち入り禁止場所以外ならどこを走っても構いませんが、オリエンテーリングの大会などでは、年齢や実力などに応じてクラス分けされているので、周りの人に左右されず、自分の意思で考えて周り切ること。
あとは緊急事態を除き、人に質問したり、相談し合ったりするのは違反行為です。

キャンプ場でオリエンテーリングを行う時の注意点

上記でまとめた基本的なルールはほぼ共通ルールです。

キャンプ場でオリエンテーリングを行う際の注意点

すべてのキャンプ場がそうとはいえませんが、キャンプ場にはオリエンテーリングのコースが作られている場所が多くあります。
公式大会やキャンプ場で開催されるイベントなどではなく、個人的なレクリエーションの一環としてキャンプ場でオリエンテーリングを開催するときはいくつか注意すべきことがあります。

まずはキャンプ場の管理者などに一言申し出る

キャンプ場のオリエンテーリングコースはキャンプ場本部と呼ばれる事務所のある場所が出発点となっています。
キャンプ場に設置されたオリエンテーリングのコースを使って周るのが基本ですが、もし個人的にオリエンテーリングを行う場合は、キャンプ場の管理者などにその旨一言伝えておきます。

キャンプ場では迷子になった時でも探しやすいように、ゼッケンなど遠くからでも目印となるアイテムや本部と無線で連絡が取れるトランシーバーなどを貸してくれるところもあります。
キャンプ場から持参するよう言われた場合は必ず活用してください。

  1. 少人数のグループなどでは単独行動になりがちですが、単独行動は禁止です。
  2. 道路やキャンプ場内を走る自動車に気を付けましょう。
  3. 近道だからといって、柵や塀で囲まれている場所、立ち入り禁止区域に入るのは禁止です。
  4. 野生の花や果実、植物を採って持って帰らない
  5. ケガや体調が悪くなったら、無理せず、速やかに出発地点に戻る。
    ※万が一道に迷ったりその場で動けなくなったりした場合は、すみやかに同じグループ内の人、キャンプの同伴者、本部の方に連絡する。
  6. ゴミは必ず持ち帰る
  7. 指定された時間になったら、競技を止め出発地点(集合場所)に戻る

などです。

ケガや体調に十分に気をつけ、重要な周知事項は参加者全体にうまく行き届くよう、あらかじめプリントして配布するなど、聞き逃したことも後から見直しができるようにひと手間加えることも必要です。

オリエンテーリングの準備物と服装

オリエンテーリングは、林道を歩いて移動することもあるため、服装ではいくつか注意しなければいけないことがあります。

長袖・長ズボンが基本

服装は長袖・長ズボンをおすすめします。
林道では葉の断面が鋭利なススキが生えていたり時に木の枝などが刺さってケガをする恐れもあります。

やまひつじ
毛虫や蚊など虫刺されを防ぐこともできますよ。

帽子は被り、靴は履きなれたものを

オリエンテーリングは屋外で長時間歩き続けるスポーツです。
晴天時や夏場だけに限らず、帽子を被りましょう。
日射病を防いだり、黒いものに攻撃性のあるハチから頭を守ることにもつながります。
また靴は普段から履きなれた運動靴やトレッキングシューズなどを履いていきましょう。

荷物はリュックサックに

肩掛けカバンに入れて持ち歩くなど、荷物を手に持たず、リュックサックに入れて両手があくようにしてください。
山道などではデコボコした道も多く、時につまづいて転ぶこともあります。
転んだ時にすぐに手を出せる姿勢にしておかなければ、大けがに繋がる恐れもありますので、荷物の持ち運び方にも注意しましょう。

雨天時はカッパを

開催中に雨が降り出しそうな時は、傘ではなくカッパを用意しましょう。
傘は手がふさがりますし、木の枝などにひっかかることもあります。

その他急なケガの応急処置ができるよう、ばんそうこうやテーピングなど簡単な救急道具などを持参しているといざというとき安心です。
あとは、まわったポイントなどをチェックするための赤ボールペンや着替えなどもあれば完璧です。

社長
夏場は特に水分補給や塩分補給用のタブレットなども忘れずに。

まとめ

キャンプ場でオリエンテーリングをすることで、宿泊するテントサイトから離れた自然の風景の発見や、仲間と相談し合ったり、作戦を考えたりすることで密なコミュニケーションも取ることもあるので、その経験が仕事で活きたり、子どもに取っても貴重な社会経験の一環になります。
しかし、ケガや体調不良、迷子など自然の中でのスポーツは危険が伴いますので、キャンプ場で行う場合もキャンプ場で定められたルールなども熟知した上で、楽しんでいただきたいと思います。

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2021年3月5日

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Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!