今回は、キャンプでぜひ活用したい食材として「キノコ類」を紹介します。
しいたけ、えのき、エリンギなどスーパーなどでも普通に売られている食材ですが、実は冷凍保存してから調理することでいいことづくめ!
ぜひご活用ください。
Contents
アレンジ豊富!キャンプやバーベキューで大活躍のきのこ!
キャンプやバーベキュー食材としてあるとうれしいキノコ。
キャンプ場ではゴミなどがでにくいようにできるだけコンパクトにする、また少ない食材からできるだけ多くの栄養が取れるようにすることが大事です。
そこでキノコにとっておきの保存方法があるので見てみましょう。
キャンプ場にきのこを持っていくときの保存方法
スーパーでもよく売られているきのことして、しいたけ、しめじ、えのき、まいたけ、エリンギなどがあげられます。
これらのきのこは、普段からバラシた状態でジップロックなど密封性の高い保存袋や容器に入れて冷凍しておくと、生の状態に比べて保存期間が長くなるだけでなくキノコの旨味がアップします。
キノコは冷凍保存すると旨味や栄養価がアップする!?
保存食のキノコとしてよく知られているのは干しシイタケです。
干ししいたけは干すことで旨味が増しますが、その他のキノコは冷凍保存しておくことをおすすめします。
これは保存期間を長くするという理由だけでなくキノコの旨味成分や栄養価をアップさせるという理由もあるからです。
キノコは冷凍保存することで、細胞が壊れるのですが、細胞が壊れることでキノコの旨味成分である「グアニル酸」が溶けだし、うまみ成分が増すことがわかっています。
グアニル成分以外にも、グルタミン酸、アスパラギン酸などのアミノ酸が生の状態よりも約3倍に増えて旨味も栄養価も高まるので、そのような観点からも冷凍保存しておくことをおすすめします。
キノコの冷凍保存とキャンプ中の持ち運びについて
キノコを水で洗いたくなる方も多いかもしれませんが、キノコは水で洗うと風味が損なわれるので、ゴミなどがついているようであれば、手や清潔なブラシで軽く払い落としましょう。
株をほぐす前に石づきの部分を切り落とします。
ほぐしたきのこはチャック付き保存袋などに入れて冷凍庫に入れるだけ。
冷凍保存後は1か月ぐらいは保存可能になります。
キャンプ中はクーラーボックスも使用すると思いますので、そこに入れて置きましょう。
調理する際は、解凍せず凍ったまま調理します。

冷凍保存することで若干変化する歯応え
キノコと一言でいっても種類はさまざまですが、どのキノコも冷凍することで旨味成分が増しますが、エリンギやブナシメジは独特の食感や歯ごたえがなくなるなど、食感が変化してしまうことがあるようです。
シイタケやナメコ、えのきだけなどはふにゃふにゃになってしまいます。
ただし先に述べたように、栄養成分だけでいうと、えのきだけを冷凍することで、「キノコキトサン」という成分が12倍にもアップします。
これは脂肪を分解してダイエットに有効な成分でもあります。
ブナシメジは栄養成分でいうと、エノキダケを冷凍すると、脂肪を分解してダイエットに有用なキノコキトサンが12倍にアップします。
ブナシメジは代謝アップや美肌効果のあるビタミンB群も豊富なので、冷凍により保存期間を長くし、定期的に食べたい食材です。
キャンプ場でぜひ作って食べてみたいきのこレシピ例
キャンプ場でも簡単に作れるレシピ例です。
普段の食卓でも使えるレシピばかりです。
材料を増やしてアレンジしたり、調味料の量を普段の味付けに合わせてご活用ください。
1.キノコのホイル焼き
バーベキューの網に載せて焼くだけでおいしい一品に!
【材料一例】
- お好みのキノコ
- バター
- ガーリックパウダーなど
【作り方】
材料をすべてアルミホイルで包み網の上に載せて焼く。
アレンジとして、そこにベーコンや玉ねぎを混ぜて焼いたり、
チキンや鮭の切り身などと一緒に他の野菜も加えてホイル焼きにするとメインの一品にもなります。
参考レシピ:白ごはん.com きのこのホイル焼き
2.キノコ汁
【材料一例】
- えのき・しめじ…1/4パック
- 生しいたけ2枚
- 油揚げ1枚
- 酒…大さじ2
- 粉末だし…大さじ1
- しょうゆ…大さじ½
- 塩…少々
【作り方】
- キノコ類は石づき部分を落とし、食べやすい大きさに切り、シイタケは軸、かさともに薄切りにする
- 油揚げは縦半分に切ってから7㎜幅に切る(余裕があれば熱湯をかけて油抜きをする)
- 鍋に水を熱し、粉末だしを入れたら、1、2のきのこ類と酒、油揚げを加えて数分煮る
- しょうゆ、塩で味付けしたら火を止めてできあがり
※お好みでセリを刻んで加えてもよい
参考レシピ:kikkoman きのこ汁
3.キノコたっぷりカレー
【材料(4人前)】
- カレールー…1箱分
- 玉ねぎ…2個
- えのき…1株
- しめじ…1株
- エリンギ…2本ぐらい
- ミックスビーンズ…1缶もしくはパウチ2袋
- 水…800~1000㏄ぐらい
【作り方】
- きのこは食べやすい大きさにカットし、玉ねぎはみじん切りにしておく
- 鍋に油を熱し、玉ねぎが飴色になるまでじっくり炒める
- 鍋に水を入れて、キノコ類とミックスビーンズを入れて火が通るまで煮込む
- カレールーを入れて、溶けてとろみが出てきたら完成!
参考レシピ:cookpad きのこたっぷりカレー
cookpad ミックスビーンズときのこのキーマカレー♪
秋の季節のキャンプでは、山や森の中で採集した採れたてキノコを新鮮な状態で調理して食べてみたいという方もいらっしゃるかもしれません。
その際にいくつか注意点があるのでご紹介します。
キャンプ場できのこを採取するときの注意点
秋の季節のキャンプでは、山や森の中で採集した採れたてキノコを新鮮な状態で調理して食べてみたいという方もいらっしゃるかもしれません。
その際にいくつか注意点があるのでご紹介します。
はっきりと種類がわからないものは食べない!
山に生えているキノコは、毒キノコとそうでないキノコで似ていて見分けが難しい種類のものがいくつか存在します。
例として
毒:「ツキヨタケ」
可食:「シイタケ」「ヒラタケ」
毒:「クサウラベニタケ」
可食:「ウラベニホテイシメジ」
毒:「カキシメジ」
可食:「チャナメツムタケ」「ニセアブラシメジ」、「シイタケ」、「マツタケ」
などが他にもいくつかあります。
またしいたけや食用シメジのように地味な色をしているからといって食べられるものとは限りませんし、毒キノコでも火を通したり塩漬けにすれば毒は消えて食べられるというのも迷信ですので、絶対にマネしないこと。
山には山の管理者がいる
キャンプ場や山も平地の土地と同じで所有者や管理者がいます。
キノコや山菜をはじめ、野山の草花を勝手に摘んで持ち帰ったりするのは基本的に禁止されていることが多いです。
キノコも同じで、ただ野山に生えているだけのキノコに見えても、実は高級食材として扱われている種類もあります。
キャンプ場近くのレストランや宿泊施設の方が畑のように管理し、お客様のお食事用として提供されていることもあり得ます。

まとめ
きのこをばらして冷凍し、ジップロックなどに入れて持っていくことで、ゴミを減らせますし、調理の手間が省けるだけでなく、キノコの栄養価もアップするのはうれしいですね。
ここで紹介したレシピはごくごく簡単なレシピですが、他にもえのきのベーコン巻きや、オリーブオイルで煮詰めたアヒージョなどもおすすめです。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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