楽しみにしていたキャンプの日が雨の予報。。。
数ヶ月前からみんなの予定を合わせて計画していた大人数のキャンプや、大型連休を利用したファミリーで2泊3日のキャンプなど、たとえキャンプ当日が雨であってもキャンセルをしたくない時があると思います。
できれば避けたい雨の日のキャンプですが、結論から言えば、準備をしっかり行い、対策を知っていれば雨の日でも楽しくキャンプをすることができます。
そこで今回は雨の日のキャンプの過ごし方や楽しみ方を紹介していきたいと思います。
Contents
雨の日のキャンプについて
雨の日に行うキャンプのメリットといえば、
- キャンプ場に人が少ない
- 基本的にはサイト内での活動になる為、メンバーや家族全体での交流がしやすい
- 雨の日ならではの景色や生き物をみることができる
などがあります。
対してデメリットは、
- 晴れの日に対して行動が制限される
- 雨や風でサイト内の設営が大変&危険性がある
- キャンプが終わってからの道具のメンテナンスが大変
などがあります。
このような雨の日のキャンプのメリット・デメリットがあるのですが、一番重要なことは、雨の日でも安全にキャンプを楽しめる環境を作ることができるかどうかです。
その為に必ずしなければならないことは、タープを手際よく張って、過ごしやすいサイト作りをすることです。
雨の中のタープ張りは通常より手間がかかる為、タープ張りをしたことがない方はタープやテントの設営の時点で、疲れたり嫌になってしまう可能性があるので雨の日のキャンプは避けたほうがいいかもしれません。
また大雨や暴風、落雷などが予想される天候だとタープを張ることが難しいうえに、設営したタープの安定性は低く、テントも浸水や破損の恐れがあります。
通常の雨であればキャンプを楽しむことは十分に可能ですが、上記のような著しい悪天候の場合は、キャンセルすることをおすすめします。

雨の日のキャンプを快適に過ごすための道具
雨の日のキャンプを快適に過ごすためには必要な道具がいくつかあります。
タープ
雨の日のキャンプにはタープは必要不可欠です。
耐水圧が高いものや風に強い形のもので、解放感があり広さを確保できるタイプのものを選びましょう。
もともとルーフに雨が溜まりにくい形のタープを選ぶことがベストですが、その他のタープでも雨の日に対応した形に調節することができます。
予備のポールを中央に立てかけて、四隅のサブポールを低くすることでルーフの角度を調節して、雨の排水をスムーズにすることができます。
このように雨の排出をスムーズにする対策はあるので、レクタングラータープなどの、圧迫感がなく、広いスペースを確保できて様々な天候に対応できるタープがおすすめです。

性能のいいレインウェア
雨の日の設営は一番最初にタープを張りますが、その際に必ずレインウェアが必要になります。
防水性の低いものや、ペラペラの隙間があるレインウェアだと、サイト設営の序盤で雨に濡れてしまい体を冷やすことになります。
サイト設営の途中ではすぐに暖をとることができないので、体調を崩す原因となり、無駄な着替えを増やすことにもなるので、レインウェアは防水性が高く作業がしやすい性能のよいものを選びましょう。
コット
コットがあれば荷物置きにできるので、道具を濡れた地面に置かずに済みます。
またテント内の床が、雨のせいで歪んで寝にくい状態になっていたり冷たい場合は、コットに寝ることで快適に寝ることができ、防寒対策にもなります。
スコップ
テントやタープの周辺に排水溝を掘ることで、サイト内の雨の侵入を防ぐことができます。
排水溝を掘ることが禁止されているキャンプ場もあるので、必ず管理者の方に確認を取ってから排水溝を掘るようにしましょう。
すのこ
テントの出入り口にすのこがあることによって、長靴やレインウェアの脱ぎ着が楽にできるので荷物に余裕があれば持って行くと便利です。
大きめのビニールシート
一時的な雨除けのカバーに使えたり、撤収の際に雨に濡れた道具を包んだりすることができるので車内を汚さずに済みます。
代用品として大きなゴミ袋でもOKです。
室内で遊べる遊具
雨の日は行動が制限される為、タープ内で遊べる道具があるといいでしょう。
持っていくものとして、読まずじまいになっている本や、トランプなどのカードゲーム、シャボン玉などがおすすめです。
また雨の日は日頃行えてないキャンプ道具のメンテナンスをするいい機会にもなりますので、メンテナンス道具を持っていくと有効的な時間の活用ができます。
雨の日のキャンプの過ごし方
基本編
雨の日は基本的にタープの下で過ごすことになるので、テントの出入り口や車の荷台の開閉場所もタープの中におさめることが理想です。
そして設営・撤収をしやすくするためや、サイト内での動線の確保のために、使う道具はできるだけ少なくすることがポイントです。
タープはポールの長さを調節してサイドを低くするなど、ルーフに水が溜まりにくい形で設営をし、防風対策やペグ抜け対策を行いましょう。
調理もタープの下で行うことになるので、焚き火や焼き台はタープ内で一番高さがあるメインポールの近くに配置をして、熱がタープに伝わらないようにします。
その他には、余分に着替えを持っていくことや、しっかりと防寒ができる寝具を持っていくなどの準備が必要です。
またキャンプ場の近くに温泉があれば、雨で冷えた体や疲れを癒すことができるので、周辺チェックのポイントにしてみてください。
遊び編
読書をしたり、持ってきた遊具で遊ぶことも有意義な時間の過ごし方ですが、雨の日ならではの遊びをみんなで楽しみましょう。
<子供と一緒にできる遊び>
- 森などを探索をして、カタツムリやアメンボなど雨の日に見ることのできる生き物を探してみる
- タープサイドの雨が滴る場所に空き缶やバケツなどをおいて雨の音を楽しむ
- 水たまりで遊んだり、泥団子を作るなどの泥遊びをしてみる
- 材料を混ぜるなどの簡単な作業を手伝ってもらいながら、おやつ作りを一緒に楽しむ
<大人におすすめの遊び>
- 釣り
→雨の日は人が少ない、水面に影が映りにくい、仕掛けの着水音が雨の音で軽減されるなどの効果で、魚が釣れやすくなると言われています。
※大雨の日などは水位が高くなるので、安全に気を付けましょう。 - 燻製や煮込み料理など時間のかかる料理を楽しむ
- ロープワークを練習して、時間を競ったりして遊ぶ
- ナイフでフェザースティックなどの少し手の込んだ木の加工品を作ってみる
帰ってからの道具のメンテナンスを忘れずに
最後に無事雨の日のキャンプを快適に過ごしてから帰宅したあとに、必ずやらなければならないことがあります。
それは使った道具のメンテナンスです。
雨に濡れたテントやタープ、場合によってはシュラフなどの道具はそのまま放置するとすぐにカビが生えたり、悪臭が染みついたりして次回のキャンプで使用できなくなります。
すぐに乾燥させることがベストですが、場所が確保できない場合は、タープが入ったゴミ袋の封を開けておくなど、濡れた道具が袋に密封された状態を避けて、できるだけ早く乾燥させましょう。
まとめ
雨の日のキャンプは、しっかりとタープを張ることができさえすれば、過ごし方を工夫するだけで十分に楽しむことができるので、タープを速やかに張ることができる人員を確保して臨みましょう。
そして雨の日のキャンプは、雨上がりにきれいな虹ができることもあれば、雨の日ならではの体験ができたり、普段とは少し違った苦労をすることで経験値があがることもあります。

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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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