キャンプで盗難なんてあるわけないと思っていませんか?
自然が好きで集まったキャンパーはいい人ばかり、と言いたいところですが、実際は盗難事件が後をたちません。
キャンプ場のように不特定多数の人が集まる場所では総じてリスクが高くなり、荷物管理には注意が必要となります。
万が一被害にあっては楽しいキャンプが台無しですよね。
そこで今回は、キャンプ場で盗難に遭わないための心構えとグッズも含めて盗難対策について紹介します。
すぐにでも実践できることばかりなので、泣きを見る前にぜひ取り入れてくださいね。
Contents
キャンプ場では盗難対策が常識!
大自然の中のアウトドアといえば聞こえはいいですが、忘れてはならないことがあります。
それは、キャンプとは、「外にある無防備の家で寝泊まりしている」ということです。
いくら日本の治安が世界と比べて良いといっても、多くの人が集まるキャンプ場では何が起こるかわかりません。
つまり、何が起こっても自己責任の世界なのです。
そんな中、何万円もするキャンプ道具を誰の見張りもなく出しっぱなしにしていたら…どうなるかなんて想像つきますよね。
残念ながら、キャンプ場での盗難事件は多く、近年のアウトドアブームでその発生率は年々高くなっています。
楽しいキャンプだったはずなのに、お気に入りのキャンプ用品が盗まれたとなればテンションは下がる一方ですよね。

盗難が起きやすいタイミングは?
まずは、盗難が起きやすい時間帯や狙われやすいものについて具体的にイメージしてみましょう。
夜間に注意しよう
注意すべき時間帯は消灯時間が過ぎて寝静まった頃、夜間~明け方にかけてです。
いくらさまざまな人が出入りするキャンプ場でも、昼間に各テントで盗もうものなら、すぐにばれてしまいますからね。
キャンプの夜はお酒や疲れもあって、椅子などを「どうせ明日朝も使うから」と出しっぱなしにしたまま寝てしまう人も多いもの。
泥棒は、そんな気の緩みやスキを狙っているのです。
また、お風呂やトイレ、買い出しなどテントを一時的に離れる時も注意が必要です。
とくにフリーサイトのキャンプ場は管理がずさんなことも多く、不特定多数が出入り可能なことも。
もし盗まれても、キャンプ場は一切責任を取ってくれないので、自己対策が必要です。
ブランド品が盗難されやすい
盗難事件が多いのは、屋外で盗みやすいという理由だけでなく、近年のアウトドアブームも関係しています。
キャンプ人気がどんどん高まっているからこそ、メルカリやヤフーオークションなどで高値で取り引きされやすくなっているのです。
とくに、
- ヘリノックス製
- スノーピーク製
- コールマン製
- モンベル製
など。
人気ブランドや希少価値の高いものは、時間さえあれば椅子やペグ、テーブルなど大きさ関係なく盗まれる危険があるので注意しましょう。
盗難されないために!自衛策のコツ
キャンプ場での盗難を防止するためには「自衛」が基本です。
どんなに安全なキャンプ場を選んでも、自分で盗まれやすい状態を作ってしまえば意味がありません。
ここからは自分でできる自衛策のコツを紹介します。
荷物を片付ける
最も簡単ですぐ取り入れられる防犯対策は、各キャンプ用品を出しっぱなしにしないということです。
テントの中に片づけるだけでも、盗まれるリスクは大分下がります。

昼間はいろいろ出しておいて、寝るときは最低限の荷物だけをテントに置いておけば盗まれる心配もありません。
車ならしっかり鍵をかけられますし、警報装置をつけている車が最近は多いため、何かあればすぐにわかります。
車にしまうときは、用心のためにスモークの貼られた後部座席やトランクなど外から見えにくいところに入れておくと良いでしょう。
荷物を布などで覆う
キッチンテーブルなど大きいものは車やテントに入らないこともあるでしょう。
そんなときは荷物を1つにまとめて、布などで覆って隠すと言う手もあります。
野ざらしに放置されている場合と、布やカバーで目隠しをしている場合では、前者の方がどうしても盗難率が高くなります。
高価なものが見えていると、「つい魔が差して」なんてことも考えられますからね。
カバー用の布が風で飛ばされないように重しをつけるのを忘れないようにしましょう。
人がいるように見せる
テントの前に靴を置いて人が中にいるように見せる、と言う方法も効果的です。
テント内に人がいるかもしれない状況で、リスクを冒してまで窃盗をしようという人はいません。
仮にウソっぽくても、泥棒は本当に人がいるかテント内を見るわけにもいきませんからね。
ほかにも、
- ラジオスピーカーで流しておく
- 音楽をかける
- ランタンを照らしておく
などの古典的な方法も十分有効です。
このとき、大音量ではなく、テントに近づいたらわかるくらいの音で流しておくのがポイント。
防犯効果の前にマナーを守ることも大切です。
シンプルかつ有効な方法なので、ぜひ覚えておくと良いでしょう。
誰か1人に荷物番をしてもらう
できるかぎり、1人以上に荷物を見てもらっておくのもオススメです。
たとえば、トイレや風呂、炊事や買い出しなどは交代で行くなど。
何をするわけでもなく、ただそこに人がいるだけで強力な防犯対策になります。
ソロキャンプの場合は、食材の買い出しはチェックイン前に済ませておくなど、長時間テントから離れる機会を減らようにしましょう。
低コストで備える!盗難対策アイテム
ほかにも少し手を加えるたけで、盗難防止になるものがあります。
今回はそのなかから低コストで備えられる盗難対策アイテムを3つ紹介します。
南京錠
テントに片付けるだけじゃちょっと不安、という方におすすめなのが南京錠です。
テントの入り口のファスナーやフライシートのペグループなどをつないで、最後に南京錠でしっかり施錠してしまいましょう。
テントの種類によってはできない場合もあるので、購入前には自分のテントの形状をチェックしておいてくださいね。
ただ、テントは布なので、切り裂かれたりしたらアウトです。
そのため、南京錠だけでは完全な盗難対策とは言えませんが、盗難に対してしっかり警戒しているというアピールにもなります。
チェーン
テント内には入らないし、車に乗せるのも大変というテント用品には、チェーンが活躍します。
たとえば、メインテーブルと椅子、ロ―テーブルとキッチンテーブルなどをつないで一塊にしておけばOK。
こうするだけで、持ち運びが難しくなります。
しかも、チェーンを切ろうとすれば時間もかかり、不自然な音が出るので、昼夜問わず効果があります。
盗難対策の重要なポイントは、セキュリティ意識の高さをアピールして、「ここは狙いにくそうだな」と思わせることなのです。
ただ100均のものだと壊されやすいので、できればホームセンターや専門の店でしっかりしたチェーンを購入してくださいね。
防犯ブザー
テントにも車にもキャンプ用品を片付けられず、外に大事にキャンプ用品を置くしかないときは防犯ブザーが活躍します。
使い方は簡単。
大切なチェアやキャリーカートなどに防犯ブザーをひっかけ、その先をペグで地面に打ち込んでおくだけです。
もしも盗まれそうになったときには、防犯ブザーが引かれて、「ビー」と警報音が鳴るという仕掛けです。
ただ、軽量チェアの場合は風で倒れて間違って音が鳴ることもあるので、注意しましょう。
(まとめ)キャンプ場は自己責任!最低限の盗難対策をしておこう
自然の中で何も考えずに開放的になりたいのも分かります。
ですが、被害の事例がある以上、最低限の盗難対策はしておくべきです。
- 荷物を片づける
- 荷物を布で覆う
- 人がいるように見せる
- 荷物番をおく
これなら、すこし気をつければすぐに実践できますよね。
「高価なものは無防備に置かない」という意識が、盗難対策をするうえでとても大切です。

Youtubeやってます!
チャンネル登録ぜひよろしくお願いします!

佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!