読者の皆さん、クリスマスキャンプの計画はありますか?
星空の下、焚き火を囲んでクリスマスを祝うのは、ロマンチックですね。
この記事では、クリスマスケーキの由来や、キャンプ食の後のデザートに最適なケーキの作り方をご紹介します。
簡単なので、前日に作ってキャンプに持っていきましょう。
本格派と簡単なレシピの両方を載せました。
是非、参考にしてください。
Contents
クリスマスにケーキを食べる習慣はいつから?
イエス・キリストの生誕を祝うバースデーケーキという意味で、クリスマスにはケーキを食べる習慣が世界中にあります。
国ごとに違ったケーキを食べるのですが、一番おすすめなのがフランスやベルギーで食べられているBûche de Noël ブッシュ・ド・ノエル (クリスマスの丸太の意味)です。

誕生日ケーキの歴史は、紀元前4世紀ごろの古代ギリシャ時代に、月の神様アルテミスの誕生日に、月の形をかたどった丸い形のお菓子を神殿に捧げていたのが、誕生日ケーキの起源の由来と言われています。
ギリシャのお菓子
その後、バースデーケーキの習慣は一旦廃れてしまったのですが、中世ドイツで復活しました。
でも、その頃は裕福な人たちだけの特別な習慣で、バースデーケーキがヨーロッパ一帯に浸透したのは19世紀の半ばくらいです。
日本で誕生日にケーキを食べるという習慣が伝わったのは、戦後です。
しかし、クリスマスケーキの歴史はもっと前、明治時代までさかのぼります。
キリスト教は明治維新以前は禁止・弾圧されていて、「隠れキリシタン」として身を隠していた信者たちが、明治時代には世間から認められるようになりました。
そんな中、1885年(明治18年)創業の「明治屋」が、1900年(明治33年)に、東京で「クリスマスセール」を日本で初めて開催し、クリスマスケーキが売られたそうです。
フランス&ベルギー発のクリスマスケーキ、Bûche de Noël ブッシュ・ド・ノエル (クリスマスの丸太の意味)
丸太の形をしたクリスマスケーキ、日本でもケーキ屋さんでよく見かけますね。
一説には「キリストの生誕を祝い、救世主の幼子の体が冷えないように、暖炉に夜通し薪をくべて護った」ことに由来するとも言われます。
このケーキは、フランス・ベルギーだけでなく、カナダのケベックやベトナム、レバノンなどフランス語圏や、旧フランス植民地でクリスマスに食べられています。
本格派「ブッシュ・ド・ノエル」の作り方
まず本格的に家庭で作るときのレシピです。
材料 :ブッシュ・ド・ノエル 仕上がり 約15cm
ココアスポンジケーキ(27×27cmの天板)
- 卵(Mサイズ) 3個
- グラニュー糖 90g
- 薄力粉 55g
- 純ココアパウダー 10g
- 牛乳 大さじ1
- 無塩バター 10g
- 純生クリーム(35%) 100g
- 粉砂糖 8g
- 生チョコクリーム (スイートチョコ40g、純生クリーム(35%) 100g)
(仕上げ・飾りはご自由に。イチゴ、キノコの山、純ココアパウダーなどで飾りましょう)
作り方:
- 卵にグラニュー糖を混ぜ合わせ、湯煎で40℃まで温め、ハンドミキサーで白くモッタリとするまで泡立てます。
- 薄力粉とココアをふるいいれ、ざっくり混ぜ合わせ、60℃に温めた牛乳とバターを加え混ぜ合わせます。
- 焼き紙を敷いたロールケーキ型に生地を流し入れ平らにし、170℃で15分焼きます。
- 焼きあがったら型から外し、粗熱をとり、 泡立てた生クリームをます。
- 生地を巻き込んでロールケーキにします。
- チョコレートを溶かして生クリームでのばし、ケーキの表面に塗ります。
- 片端は少しカットし、もう一方の端は斜めにカットして、 上にのせ、つなぎ目に生チョコクリームを塗ります。
- フォークで模様を付けます
- ココアを全体的にふるいかけたら出来上がり!!!
超簡単 ブッシュ・ド・ノエル の作り方
材料:
- 卵 3個
- 砂糖 20g
- ホットケーキミックス 50g
- 生クリーム 200cc
- 砂糖 大さじ2
- ココア お好みの色になるくらい
- バナナ 1本
作り方:
- 卵と砂糖をもったりするまで混ぜます。
- ホットケーキミックスを入れ、混ぜたら、クッキングシートを乗せた天板に流し入れます。
オーブンを190度に熱し10分焼きます。 - 冷めたら、クッキングシートを剥がします。
- 生クリームと砂糖とココアでチョコクリームを作ります。
作ったクリームを全体に薄く伸ばし、バナナを置き巻きます。 - 斜めに切り、生クリームとココアを混ぜたチョコクリームを塗って、フォークで飾りをつけ、ココアを振りかけたら出来上がり!!!
世界各国の伝統的なクリスマスケーキ
最後に、世界中ではどんなクリスマスケーキが食べられているのか見てみましょう。
《オーストリア》クグロフ
斜めにはいった蛇の目型のクグロフ型に入れて焼き上げるケーキです。
マリーアントワネットも大好きだったと言われるケーキで、さくらんぼの蒸留酒に浸した干しぶどうとナッツが練り込まれています。
《イギリス》クリスマスプディング
プディングといってもカスタードプリンではなく、生地にブランデーづけにされたドライフルーツ、ナッツ、スパイスなどをふんだんに練りこんだ重みのあるケーキです。
イギリスの伝統的なレシピでは、11月下旬に家族全員が一人ずつ願い事をしながら順番にかき混ぜて作るそうです。
オーブンで蒸し焼き上げたクリスマスプディングを、冷暗所で1ヶ月ほど熟成させ、クリスマス当日には再加熱してブランデーをまわしかけ、火をつけてフランベします。
《イタリア》パネットーネ&パンドーロ
子牛の小腸からとれるパネットーネ種の酵母(イースト)で焼き上げたイタリアの甘いパンです。
じっくりと時間をかけて発酵させたブリオッシュ生地に、プラムやオレンジピール、レーズンなどのドライフルーツを刻んで練りこんで焼きます。
食感はふんわりして柔らかです。
このパネットーネは、南米のペルー、チリ、ブラジルなどにも移民によって広められ、クリスマスケーキとして食べられます。
《スペイン》ロスコン デ レジェス
1月6日、東方の三賢人(レジェス・マゴス)の日に食べられます。
王冠の形をした伝統菓子のロスコン デ レジェスは、クリスマスやお祝いの時に食べるケーキです。
《オランダ》ショコラード ケルセンタルト
さくらんぼをふんだんに使ったチョコレートのタルトです。
サワーチェリーの甘酸っぱさと、チョコレートの組み合わせが絶妙です。
《アイスランド》ヴィーナルテルタ
焼いたタルト生地やパンケーキのような薄いスポンジケーキに、プルーンのジャムをはさんで層にした、アイスランドのクリスマスケーキです。
《ニュージーランド》パブロヴァ
ニュージーランド発祥のメレンゲのケーキです。
まとめ
いかがでしたか?
クリスマスケーキの歴史や由来をご紹介しました。
世界中の色々な国では伝統的なクリスマスの祝い方があって、それぞれが違うケーキを食べるんですね。
読者の皆さんも、是非、自分でブッシュ・ド・ノエルをつくってみてくださいね。

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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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