クリスマスツリーについて、もっと知ろう!

もう少しで、クリスマス。
あちこちでクリスマスツリーがきれいに飾りつけられていますね。
この記事ではクリスマスツリーの由来や育て方などをお伝えしましょう。

クリスマスツリーの由来

クリスマスはイエス・キリストの誕生日で、それを祝うキリスト教のお祭りの日であることは、誰でも知っていますよね。
でも、クリスマスツリーはキリスト教とは無関係だった、と聞くと驚きます。

クリスマスツリーのルーツは北ヨーロッパの原住民が樹木信仰(カシの木)をしていたことに由来します。
一年中緑を保ち、冬でも枯れないカシの木は、彼らにとっては生命のシンボルだったのでしょう。

古代ゲルマン民族は、「ユール」という冬至の祭で、カシの木を使い、それには妖精が宿っていると信じていました。
この樹木信仰がキリスト教の布教の障害になっていました。
そこで、キリスト教布教のために、「もみの木」をキリスト教のシンボルに決め、古代ゲルマン人をキリスト教改宗のために利用し始めたと言います。

なぜ、もみの木が選ばれたのでしょうか?
読者の皆さん、キリスト教の基本、「三位一体」って聞いたことがありますか?
三位一体とは神・子(人間)・精霊のことで、もみの木が三角形をしているため都合が良かったのです。
父なる神が頂点で、子と精霊が底辺の両端です。
クリスマスツリーの頂に星を飾ったり、いろいろなオーナメントを飾るのは、妖精(精霊)がもみの木から出ていかないようにするためなのです。
こうして、原住民たちも、だんだんキリスト教を理解するようになっていきました。

クリスマスツリーの歴史

最初にクロスマスツリーが飾られたのは、1400年代なので、600年も前です。
ドイツのフライブルクで、パン職人の信心会が聖霊救貧院に飾ったという記録が残っています。
そして、1600年代には、ドイツ各地で飾られていたようです。

イギリスへは1840年、夫がドイツ出身だったヴィクトリア女王から伝わり、 アメリカの最初のツリーは、ドイツ移民によって1746年に飾られました。
アメリカで導入された当時は、イギリス系清教徒のアメリカ人から、「クリスマスツリーは異教の文化だ」と反発もあったようです。
また、クリスマスは、1月6日の公現祭(十二夜)で終わるため、この前後にツリーは片付けられ、処分しなければならないとされます。

やまひつじ
日本では、都合よくお正月の門松を飾るので問題ありませんね。
社長
ご家庭のクリスマスツリーは暮れには片づけましょう。

アメリカの家庭では、日本とは違い生木のツリーを使うのが普通です。
オレゴン州だけでも700万本を超えるそうです。
商業目的で生産されるツリーのほとんどは、規模が大きいため森林ではなく農地で生産されていて、環境破壊と指摘されることはありません。

クリスマスカラーの由来

赤・白・緑がクリスマスカラーです。
赤はキリストの血、白は清浄、緑は永遠を表す象徴です。
キリストはゴルゴダの丘で、人間の罪を代わりに背負ってはりつけになったとされていて、キリスト教では、赤は殉教や神の霊の働きを表す色とされています。

クリスマスの時期の赤い色と言えば、サンタクロースの服や柊の実、ポインセチアもありますね。
(ポインセチアにつては別記事をお読みください)

ポインセチアを買って、大切に育てよう!!

2019年11月12日
ヨーロッパでは胸が赤いコマドリも、クリスマスの鳥とされています。
言い伝えでは、コマドリがキリストのイバラの冠からトゲを抜こうとした時、胸にキリストの血がかかって胸が赤くなったといわれています。
なお、クリスマスにヒイラギが用いられるのも、先端が針状の葉ををイバラの冠に、そして赤い実をキリストの血に見立てているからです。

オーナメントについて

クリスマスツリーには色々なオーナメントを飾りますね。

やまひつじ
毎年、気に入ったオーナメントを一つずつ増やしていくのも記念になっていいですね。

ツリートップ(星、天使)


ツリーの先端には、キリストの降誕を知らせたベツレヘムの星にちなんで、星が飾られます。
イギリスなどではクリスマス・エンジェルという天使が飾られるようです。

リンゴ


アダムとイヴが食べた知恵の樹の実を象徴したものです。
現代ではオーナメントボールと呼ばれる金属光沢のあるメッキボールやガラス製のグラスボールが多いです。

キャンディケイン


杖の形をした飴で、赤・白や緑・白のストライプ柄をよく見ますね。

もみの木の一般情報・育て方

クリスマスツリーにもみの木が定着した由来や広がり、ちょっと物知りになりましたね。
生木のもみの木、家庭でも簡単に育てられるんですよ。
もみの木は大きく育つでしょ?という声が聞こえてきますが、通販でも、形の良いもみの木が鉢植えで売られています。
(1万円前後)常緑なので一年中、生育を楽しむだけでなく、毎年クリスマスの時期に飾りつけることもできます。

もみの木は、マツ科・モミ属の常緑針葉樹で、生長がとても早く、1.5mくらいの苗木を地植えすると、5年で5mくらいの大きさにまで生長します。
そして、円錐型の樹形が特徴1~3cmほどの細長い葉で、4~5月になると枝先に小さな黄色い花が咲きます。

もみの木は北半球を中心に約40種が自生していて、一般的にヨーロッパではヨーロッパモミ、ドイツトウヒ、日本ではモミやウラジロモミ、アオトド、トドマツ、ゴールドクレストなどがクリスマスツリーに使われています。
ちなみに、もみの木の花言葉は『高尚』『誠実』『永遠』『正直』です。

次に育て方のポイントをお伝えしましょう。
市販されている花と野菜用の培養土を使うと簡単に苗植えができて便利です。

やまひつじ
特に肥料は必要なく、病気や害虫にも強いのがうれしいですね。
水切れや蒸れに気を付ければ、初心者でもOKです。
ただ、枝が茂りすぎると株が蒸れて傷み、枯れてしまうことがあるので10月~3月に、伸びすぎた枝・内向きの枝・細く弱い枝を根本から切り、風通しをよくしてあげましょう。

そして、1~2年を目安に、もみの木の鉢植えの鉢増しを行ってください。
2~4月頃に根詰まりをしていないか鉢の底を確認して、鉢穴から根っこが出ているようなら、一回り~二回り大きな鉢に植え替えましょう。

もみの木の育て方のポイントは、日当たりと風通しのよい場所で、直射日光に当てないことです。
寒さには強い反面、暑さには弱いので日頃から蒸れないよう風通しをよくして、西日など直射日光が当たりすぎない場所を選んでください。
鉢植えなら、真夏の時期だけ半日陰に移動させてあげることができます。

まとめ

いかがでしたか?
クリスマスツリーの由来や育てかた・管理の仕方などをお伝えしました。
筆者はカシの木が好きなので、古代ゲルマン人の樹木信仰に興味を持ちました。
そして、なんだか、もみの木が身近に感じられるようになった気がしています。

社長
さて、皆さんのお宅ではどんなクリスマスツリーが飾られるのでしょうか? 

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2021年3月5日

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Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!