涼しくなって花屋の店頭には色とりどりのポインセチアが並んでいます。
ポインセチアの赤と緑をみると、クリスマスに心が飛びますね。
昨今は青や金色のポインセチアもありますが、どうやって色を出すか、知ってますか?
この記事ではポインセチアの鉢花の選び方、管理方法はもちろん、花言葉やポインセチアにまつわるエピソードもお伝えしましょう。
大切な人へのプレゼントとしてポインセチアを買おうかな、と思っているあなた、必見です!!
名前の由来
可愛い名前のポインセチアですが、米国の駐メキシコ特使(初代)であったJoel Roberts Poinsett(ジョエル・ロバーツ・ポインセット)さんが、クリスマスシーズンにメキシコでトウダイグサ科の赤い花を見つけたことに由来します。
この花を米国に持ち帰ると、大人気になったということです。
赤はイエス・キリストが流した血を、緑は永遠を表しているそうです。
花言葉は「聖夜」「幸運を祈る」「祝福する」「聖なる願い」などです。
良いポインセチアの選び方
まず、葉の色をチェックして鮮やかで艶があるものを選びましょう。
次に鉢をチェックしましょう。
プラ鉢で売られていたら、通気性の良い焼鉢に移し替えた方が根の生育が良くなり、葉も元気に育ちします。
それから、できればラッピングされていないものを選んで、株元もチェックしてください。
たまに、ラッピングの部分が枯れていたりするものがあります。
種類
真っ赤なポインセチアが定番ですが、近年は青色のポインセチアが市場に出回っています。
これは新種ではなく、白いポインセチアに特殊な方法で色が付けてあるだけです。
皆さんの好みはどれでしょうか?
ポインセチアゴールドは室温によってピンク ー> オレンジ ー> ゴールドと色が変わっていきます。
面白いですね。
プリンセチアは日本で生まれた改良品種で、葉数が多く、たくさんの花が咲いているように見えます。
ウインターローズというポインセチアは葉全体が丸く、まるでバラのようです。
ジェスターマーブルは葉がクリーム色で葉脈がピンク色の珍しいポインセチアです。
葉は赤以外にも白、紫、クリーム色、赤と白のマーブル模様などいろいろな色のポインセチアが品種改良されて売られているので、花屋を覗いてみてくださいね。
色、形、大きさだけでなく、落葉しにくい品種、茎が折れにくい品種など毎年新しいものが加わって店頭に並んでいます。
管理方法
ポインセチアの赤い花びらに見える部分は、実は花ではなく苞葉(ほうよう)と呼ばれる葉なんです。
花は葉の中心部にある黄色の粒の部分で、花びらはありません。
ポインセチアは日の長さや気温など条件が揃うと、茎の先端に花をつけて、葉が色づきます。
茎や葉を傷つけると乳白色の汁が出ます。
ポインセチアは冬の植物として知られていますが、実は寒さに弱いので、必ず室内の温かい場所で育ててください。
でも、ストーブの近くは避けてくださいね。
せっかく貰ったポインセチアの元気がない、枯れ始めたという声をよく聞きます。
葉が茶色に変色したり、葉がパラパラと落ちる原因は、水のやり過ぎ? 日光不足? 寒い?です。
ポインセチアの育て方
大切な人からのプレゼントだから、できればずっと育てたいという方のために、方法をお教えしましょう。
ポインセチアは宿根草で、上手に育てれば来年もまた楽しむことができます。
上部が完全に枯れように見えても、根は生きています。
観賞価値がなくなったら、下から2~3節残して切り戻しましょう。
そのまま切り戻しをせずに放っておくと上の方の枝から芽が出てきてバランスの悪いものになるのでご注意!
そして春まで待ってみましょう。
新しい芽が出てきたら、5月以降に緩効性の肥料を与え、秋まで持ち越せば、また色鮮やかな葉を出してくれます。
でもちょっとしたコツがあります。
それは、キレイに色づかせる短日処理です。
短日植物とは、日の当たる時間が12時間以下にならないと花が咲かない性質を持った植物のことです。
そのため、9月以降は光の当たる時間を調節してやらなくてはなりません。
夜の人工照明は当ててはいけません。
まず、鉢がすっぽり入る段ボールをご用意ください。
9月下旬から40日間は、毎日欠かさず17時~朝8時まで、段ボールをかぶせ、光を遮断してください。
日中は良く日に当てましょう。
増やし方、挿し木の方法
参考までに増やし方もご紹介しておきましょう。
ポインセチアは、さし木で簡単に増やすことができます。
清潔な用土で挿し木すれば育ちますが、急激な温度や湿度、日差しなど環境の変化には弱いので、その点を気を配ると元気に育ってくれます。
ガーデニングで自ら育てたポインセチアは、とってもかわいくプレゼントにも喜ばれるので、ぜひお試しください。
- 6月頃、新芽を7cmくらいの長さに切って、上の葉っぱを2~4枚残して、下の葉っぱはすべて取り除きます。
- きれいに樹液(乳白色)洗い流し、清潔な土に挿します。
- 1ヶ月くらいで根がでてくるので、直径15cm(5号鉢)に植え替えてそのまま育てましょう。
- 8月頃に一度切り戻しをおこなうと、ワキ芽がどんどん出てきます。
ペットには毒?
ポインセチアは家の中で暮らす犬にとっても身近な植物です。
でも、犬が食べてしまうと大変なことになります。
ポインセチアにはフォルボールという有毒成分が含まれ、皮膚炎・水疱などを引き起こします。
身体の小さな犬が口にしてしまわないよう注意が必要です。
冬の植物、シクラメンもペットに有毒なのですよ。
食べてしまうと、胃腸炎、神経麻痺、痙攣発作などの中毒症状が現れます。
また、クリスマスローズにはプロトアネモニンというユウドク成分が含まれ、腹痛、心臓マヒなどの中毒症状を引き起こしますので注意しましょう。
まとめ
以上、ポインセチアについてお話ししましたが、いかがでしたか?
自分のために、またプレゼントとしてポインセチアを購入しようと考えているあなたへ参考になる情報をお伝えしました。
毎年、新種が改良されて販売されますので迷ってしまうかもしれませんが、予備知識を持って花屋に行くといいですね。
ポインセチアの和名はショウジョウボクといいます。
能の演目で、真っ赤な能装束で飾った猩々(しょうじょう)が、酒に浮かれながら舞い謡い、能の印象から転じて大酒家や赤色のものを指します。
やっぱり、ポインセチアは赤でしょうか。
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佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
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