さてヘッドライト交換編も今日で最後です。
前回はライトスイッチの交換を行い、ライト自体は点くようになりましたがハイとローの切り替えができない問題が出てきてしまいました。

というわけで本日はDIMMERスイッチの交換です。
DIMMER(ディマー)スイッチってなに?
このディマースイッチですが(配線図略DIMRSW)4灯式ヘッドライトのハイビーム、ロービーム切り替えに使用されます。
ヘッドライトをライトスイッチの操作でONにした状態で、このディマースイッチを踏むことで切り替えが行われます。
またディマースイッチですが、基本的にパワーブレーキの後ろに設置されているので操作は踏んで行うことになります。
ディマースイッチの取り外し
取り外しはボルト2本なので簡単です。
ただしフロアマットが邪魔しているのでカッターで切るなどして作業スペースを確保する必要があります。
もしカッターを使用する場合は丁度スイッチの上に当たる部分には3本の配線がありますので間違っても切らないように注意しましょう。
因みに筆者の場合は元々マットのめくれが酷かったのでそのまま作業することができました。

で、外れたと思ったら同時に分裂。
どうやらこれが原因とみて間違いなさそうですね。
結構バネの力がありますので外で作業する場合はどっかに飛んでいかないように気を付けましょう。
ディマースイッチは交換?修理?
取り外したディマースイッチですが見てみると構造的には非常にシンプルです。
これをもし新品に交換する場合、
送料を入れて大体5000円前後しますのでもし修理でどうかになる感じであれば修理をおすすめします。
筆者の場合いきなり分裂という洗礼を受けた状態でしたが特にパーツ自身が破損しているわけでもなく、バネの弾性も失われておりませんでしたので修理を行うことにしました。
もし仮にバネとか死んでたとしてもホームセンターに売ってるような部材で簡単に代品のパーツを組めそうですね。
というわけで早速オーバーホールしていきます。
ディマースイッチのOH
このスイッチですがとってもべとべとしていて気持ち悪い状態でした。
自宅の洗面台で作業をしていたのですが元々ついていた謎グリスのせいで水はもちろんのことお湯ですら完全に除去しきれず、
お得意のパーツクリーナーをもってしても綺麗になりません。
とりあえずどうにか古歯ブラシと台所用中性洗剤で綺麗にできましたが、
さすが50年物?のグリスはレベルが違います。
このように綺麗にしたパーツそれぞれにモリブデングリスを塗布していきます。
というか後で気づいたのですがこういうときって普通接点グリスを用いるべきだったかと反省。

そして元々分裂して取り外されたため、
元の形状がいまいちわからないながらもおそらく元の形状通りに組みなおせました。

後はライトスイッチ同様にコネクタまわりの清掃と接点回復剤の塗布を行い取り付けます。

いざ最終動作チェック
バッテリーを接続し、ライトをON。
ここまではOKだ。
そしてOHしたディマースイッチをカチッと踏んでみる。


どうやら4灯式の場合、ロービームハイビームも同時に点灯するみたいですね。
何度か切り替えの操作を繰り返しながら不具合がないことを確認。
あとはカットラインがちゃんと出てるかとか確認したいのですが、
これはまあ後でもいいかということでヘッドライトまわりの修理は一旦完了となります。

佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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