67インパラ整備編4:前照灯(4灯ヘッドライト)の交換、旧車シールドビームの交換とカットラインについて

おはようございます、

本日は1967インパラのヘッドライト交換を行っていきます。

インパラ整備編では多少整備の時系列が前後してしまうことがありますが記事を書いていく都合上の問題なのでご了承ください。

前回の記事ではターンシグナル修理の仕上げを行いました。

67インパラ整備編3:ウィンカー(方向指示器)の点滅速度がおかしい件、ウインカーリレー(フラッシャーリレー)の修理

2018年8月25日

ヘッドライトの状態を確認してみよう

そして相も変わらずうちの子については電気系統がほぼ壊滅状態ですのでヘッドライトに関しても「全く」点灯しない状態となっていました。

また、仮に動作に問題がなかったとしてアメリカとは車線が違うためレンズのカットラインも逆となります。

日本は左車線ので保安基準では前照灯が右肩下がりになっている必要がありますが、オリジナルのままですと右肩上がりになってしまっているためこのままでは車検を受けることができません。

これを改善するためにはいくつか方法があります。

  • ライトユニットの換装
  • レンズカットラインの修正加工
  • バルブへの遮光版の追加

ざっくりとこんな感じの対策を行うことができるみたいです。

中でも一番高額になるのがカットラインの修正加工です、実際どんな作業をするのか不明ですがおそらく無理やりレンズ削ったりして強制的に変更を加えたりするものと思います。

どうしてもユニットが見つからない場合など特殊なケースなどではこういった対応が必要になる場合もあるようですが、
当インパラの場合はシールドビームライトのためそもそも分解ができないし、バルブの交換といった対応もとれないためできる対応はユニット交換のみとなります。

で、ユニット交換というと非常に高価なイメージがありますが、
いってもこの年代はポン付けで交換ができます。

使用するライトユニット

今回はこちらの2種類のランプユニットを手配しました。
ロービームにはH4バルブ用のユニット、ハイビームにはH1バルブ用のユニットがそれぞれ2個ずつ必要になります。

どちらのユニットも端子は各3つずつ搭載されておりますが、H1のほうに関しては1端子がダミーとなりますのでインストール前に切り取るか、折り曲げるなどしてコネクタが刺さるように加工をしておきましょう。

シールドビームと国産ランプユニットの違い

現状調べた限りですと国産のシールドビームレンズはほぼ販売されていないようです。

完全にないわけではありませんが購入するとなるとバルブ式のユニットよりもトータルでコストがかかります。

また、性能的にも一般的なバルブ式のものよりも暗かったりしますし、消費電力も上がってしまいます。

ただバルブ式のものに関してはシールドビームのように表面に丸みがなくフラットな形状となりますので旧車独特のレトロな感じといった点ではシールドビームの方が良いかもしれません。


取り外したオリジナルのシールドビームランプ↑

筆者としては夜間走行はやはり安全性に関わるという部分から外観よりも性能を重視して上述した国産のランプユニットを選択することにしました。

ライトユニットの交換

交換作業は非常に簡単です。

というか撮ったはずの写真が何故か消えていたので工程写真が載せられない事態となったので文章で概略します。

やまひつじ
なんてことだ
  1. ライトユニットのコネクタを外す。
  2. フロントのライトグリルを外す。
  3. ライトユニット外す。
  4. ライトユニットを入れ替えてもとに戻す。

これだけです。

特にバンパーを外したりなどの作業はありませんので10分程度の作業になります。
が、光軸調整用のバネと思われるものがライトのステーに付属しており、これがだいぶ固くて強力なのでネジやその他もろもろが飛んでいかないように注意して作業をする必要があります。

またステー自体も経年劣化で脆くなっていたりして、筆者の場合はネジ受けが破損したりしました。

どれも金属パーツなので溶接で接合して解決しましたが、なるべく各パーツにダメージを与えないように慎重に作業を行いましょう。

ライトユニット交換後の動作確認

この一番左側に見えている銀色の丸いやつがライトスイッチなので引っ張ると前照灯が点灯します。

こちらは1段目まで引っ張るとスモール、最大まで引っ張ると前照灯が点くというような動作です。
また、ぐりぐりっと時計回りに回してあげるとコンソール(速度メーターとか)の中が光るようです。

ついでにパワーブレーキの後ろにある足元のスイッチを踏むことでロービームとハイビームの切り替えを行うことができます。

筆者のインパラいずれの操作を行っても前照灯が点くことはありませんでしたので次回はライトスイッチの交換について書いていきます。

こちらが交換したヘッドライト


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Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!