最近では愛犬も一緒にキャンプ場に来ていることは珍しくありませんね。
ここでは、犬同伴のキャンプをするときの、トラブル、注意点などをお伝えしていきます。
季節を通して犬との楽しい旅は生涯の思い出になりますね。
でも、夏場の海でのキャンプは、毛皮を着ている犬にとっては苦痛そのもの。
なるべく標高の高くて木陰の多い涼しいキャンプ場を選んだり、きれいな渓流で泳げる場所が近くにあるか確認したり、あるいは、厳しいようですが、一緒にいかない選択もあることをご説明します。
Contents
キャンプに愛犬も一緒に行く時の持ち物リスト
・犬の餌
・水を入れたペットボトル
・ナイロン袋
・ロングリード
・犬のリードを係留する器具
・ビニールホース
・犬用のタオル (数枚)
・犬用の常備薬
・ワクチン接種証明書、犬の鑑札、迷子札
・ペット保険証
・新聞紙、ティッシュペーパー
どんなトラブルが想定されるか?その予防対策と注意点
犬とキャンプしていて思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。
事前に起こる可能性のあるトラブルは、犬が咬みつく、犬の怪我・食中毒などの病気、犬がダニ、ノミに寄生される、犬が害獣に襲われる、犬の熱中症などです。
犬が咬みつく
キャンプ場では子どもたちがはしゃいで走り回っている光景をよく目にしますよね。
他のキャンパーのサイトも平気で走り抜けていったりもします。
そこで犬の尻尾でも踏んだら大ごとになります。
近所の放し飼いの犬、野犬、猟犬にやられる
筆者は山間部に住んでいますので、この記事に書いていることは日常的に細心の注意を払って生活しています。
山間部では犬を放し飼いしている場合も多いです。
猟犬は狩猟の前はエサを控えめに与えられ、空腹の状態で山に入り、狩猟の手助けをし、また山に入った時と同じ場所に戻ってくる習性があります。
当然、狩猟の後は興奮しています。
その時、ペットの犬や猫などを見つけると、見境なく首元に咬みつきます。
筆者の住んでいる地域の愛犬が何匹も猟犬被害に遭っています。
ましてや、他の地域から山間部にキャンプに来た飼い主は、そのような状況だという緊張感を持ち得ていません。
それだけでなく、野生のイノシシがキャンプ飯の残飯をあさりに来たり、クマやマダニの宝庫と言われる鹿もでます。
蛇(マムシ、ハブ)にも注意しなくてはなりません。
マダニ、ノミ、ムカデ、蛇(マムシ、ハブ)に咬まれる
野外には害虫もたくさんいます。
害虫の多くは湿った日陰に多く潜んでいます。
木陰で涼しそうな場所を見つけても、一日中、日陰になっているような場所はマダニが多く潜んでいる可能性がありますので避けましょう。
20cm~80cmの草であればマダニがいると思ってください。
キャンプへ行く前には必ず【フロントライン】などのダニの駆除薬を犬に塗布してから出かけましょう。
テントを設営する場所は、午前中だけが木陰になるような場所がベストです。
枯葉の上なども、害虫が多いです。
食べ残した人間の食事で病気になる
キャンプで食事をした後、食べ残しをそのままにしておくと愛犬が食べてしまう恐れがあります。
ダッチオーブン料理でよく使われる鳥の丸焼きも注意が必要です。
火を通した鳥の骨は縦に裂けて尖って割れるため、犬が飲み込むと腸を傷つける恐れがあります。
他にもネギ類(タマネギ、ニラ)、カカオ類(チョコ、 ココア)、レーズン、ブドウ 、アボカド、キシリトール等が含まれていると犬は中毒症状を起こすことがあります。
キャンプ飯の残りは愛犬が間違って食べたりしないよう、犬の届かない場所(車の中など)へ保管してください。
特に夜間、イノシシが残飯あさりに出没する場合もあります。
犬の熱中症
太陽が高く昇り、陽射しが強くなる日中はテントサイトがとても暑くなります。
犬はほとんど汗をかくことのできないため、充分水を与えていても、急激な体温の上昇により熱中症を起こしやすくなります。
特に海水浴場に隣接するテントサイトでは、テントサイトに愛犬を置き去りにすると危険です。
前後に出入り口のあるテントを選ぶと、風が吹き抜けて涼しいです。
車に残して留守番させるときの注意点
キャンプの買出しのために近くのスーパーマーケットや市場、日帰り入浴施設に行く場合、
犬には自動車内で留守番をしてもらいます。
しかし、炎天下でエンジンをかけっぱなしでエアコンの効いた締め切った車内で留守番させておくわけにもいきません。
トイレ休憩で数分の留守番
旅の途中でドライブインなどへトイレ休憩に立ち寄った時は、冬でも窓を閉め切った車内の温度はエンジンの熱と太陽の熱で高温になりますので、少しの間でも必ず窓は開けてから行きましょう。
一時間以上の留守番
夜間の場合や屋内駐車場に車を駐車できれば問題ありませんが、日中に温泉や外食、買出し等で長時間、愛犬を車内で留守番させるときは、なるべく日陰を見つけて駐車することを心がけ、窓は大きく開けておきます。
山間部(キャンプ場そば)住民からのアドバイスとまとめ
ここまで、愛犬を連れてのキャンプについてお話してきましたが、筆者は愛犬同伴のキャンプは、積極的には勧めない意見です。
あまりにも、ハードルが高いからです。
一緒に楽しもうとキャンプに来て、愛犬が大けがをしただけでは終わらない可能性が大きいです。
猫同伴のキャンプはどうでしょうか?違う環境にビックリして愛ネコが逃げ出す可能性もあります。
付けたリードで首が絞まってしまうケースもあります。
見知らぬ場所ではストレスをためる猫は連れて行かないようにしましょう。
2~3日の留守番なら、住み慣れたところが好きな動物が猫です。
日頃から、飼い主が不在の時に愛犬を預かってくれる場所、愛ネコのエサやりを頼む人を見つけておく必要があります。
佐藤和樹(Kazuki Sato)
株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。
趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。
本社は千葉県にあり、
キャンプ用品をメインに取り扱っている。
製品の設計や開発なども独自に手掛ける。
UJack(ユージャック)は
universal jack(世界に浸透する)を意味し、
文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。
あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。
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