自動車メーカーとキャンプブランドのコラボまとめ

(出展:写真AC)

 第1次キャンプブームから本格的に始まった日本のキャンプ文化は、現在に至るまで自動車とともにありました。
今回はキャンプと自動車メーカーのコラボに焦点を当てて、どんな取り組みがあるのかを見ていきましょう。

自動車とキャンプは切っても切れない関係!


(出展:写真AC)

 日本オートキャンプ協会が発表した「オートキャンプ白書2020」によると、2019年のオートキャンプ参加者は7年連続の増加の+1.2%で、実数は860万人に及ぶとのことです。
キャンプ歴が浅い層の利用が増え、半数以上はファミリーキャンパーであることが予想されています。

一般的に、キャンプは自然が豊かなところでするものです。
それゆえ、公共交通機関が非常に便利なキャンプ場というのは稀で、たいていのキャンプ場は車で行くことになります。
また、オートキャンプ白書でもあったように、キャンパーの半数以上がファミリーキャンパーだとすると、家族全員のギアを持ちながらキャンプ場に移動することを考えると、車でキャンプ場に行くという選択肢しかないのです。

コラボをすることこうなる!各メーカの事例まとめました


(出展:写真AC)

 自動車メーカー各社は、ユーザーの嗜好がキャンプに向かっているという事を察知して、アウトドアブランドとの取り組みやコラボグッズの制作に力を入れています。
メーカーごとに取り組み方と特徴を見ていきましょう。
  

日産×コールマン


(出展:日産プレスリリース)

 2020年1月、日産「エクストレイル」の人気モデルにコンセプトモデルとして「REMOTE WORK MODEL」を発表しました。
新型コロナウイルスの影響はそこまで出ていないタイミングでしたが、かねてからの「働き方改革」の流れから、クルマ×リモートワーク×キャンプの新しいライフスタイルモデルを提案したものでした。

厚生労働省は、働き方改革とは「働く人々が、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で「選択」できるようにするための改革」と定義しています。
2020年後半になってくると「ワーケーション」という概念も広まりつつあり、キャンプ場などの野外で仕事をするという考え方も市民権を得てきました。

日産は売れ筋のSUV「エクストレイル」と野外で仕事をするという概念を「コールマン」を通して提案しています。
コラボのキーワードは「上質」。
コールマンのハイグレードシリーズ「ウェザーマスター」と、世界で一台だけのマットメタリック仕様で大人の上質感を演出。
コールマンのマスターシリーズのテーマカラーである「エグゼクティブブラウン」を採用しています。

残念ながら市販化の予定はありませんが、日産がこういう考えで車づくりをしているというイメージ発信につながっています。

スバル×アウトドアギア

第一次キャンプブームの際はレガシィ、第二次キャンプブームの際はレヴォーグと、キャンプとともにツーリングワゴンを作り続けてきたスバルは、アウトドアと密接な関係にあります。
今回はスバルとアウトドアブランドがコラボして作られたギアを2種類ご紹介いたします。

(出展:スバル公式オンラインショップ)

●ガソリンストーブ ボトルセット
 キャンパーなら一度は耳にしたことがあるであろう「新富士バーナー」のアウトドアブランド「SOTO」。
コラボして作られたギアが、なかなかマニアックという事でファンの間で話題になりました。

SOTOと言えばカセットボンベ缶(以下、CB缶)を利用して調理ができるレギュレーターストーブ「フュージョン」でしたが、今回コラボに選択したのは、燃料を「ガソリン」とする方です。
ユーザーからするとCB缶は入手しやすく扱いやすいため、売れる商品を選択するのであればフュージョンの方ですが、スバルはあえてガソリンストーブを選択しています。

①スバルはテーマカラーのブルーを大きく使いたかった、②自動車メーカーとのコラボとしてレギュラーガソリンでも点火する方を選んだ、③軽量コンパクトでも強い火力で性能については抜群に高い、という3つの理由があるのではないかと推測されます。

そこまで目立つアイテムではないからこそ、こういったコラボアイテムを使っていると「通」に見えますよね。

スバル×ロゴス


(出展:スバル公式オンラインショップ)

アウトドアでコーヒーを楽しむ方は多いのではないでしょうか。
ロゴスではもともとコーヒー月の方のために、フィルターもセットになった大型パーコレーターを販売しており、そのパーコレーターにスバルのロゴをデザインしたものがコラボ限定品となっています。

パーコレーターそのものの機能性や、デザインについても大きく変化があるわけではないのですが、面白いのが価格設定。
2020年10月時点で、ロゴスのパーコレーターは6,900円、スバルコラボのパーコレーターは6,600円と、コラボ商品の方が若干お安くなっています。
ロゴスの方でマイナーチェンジをして値上げをしたという可能性はありますが、もし意図的だとすれば興味深い値段設定ですね。

三菱×蔦屋家電


(出展:蔦屋家電公式ホームページ)

デリカやエクリプス、アウトランダーでキャンパーにもおなじみの三菱自動車は、アウトドアブランドじゃない企業とコラボして、アウトドアスタイルの提案をしています。
コラボ先は「TSUTAYA」や「蔦屋書店」でおなじみの「蔦屋家電」。

三菱自動車のSUVである「アウトランダーPHEV」が車に蓄えた電力で家電を動かせるという事に着目し、ワンランク上のキャンプの提案をしています。
蔦屋家電がセレクトしたおしゃれで実用性の高い家電をアウトドアで使用することで、キャンプの楽しみ方を広げるというもの。

残念ながら2020年1月末で展示は終了していますが、PHEVでキャンプをするという新時代の楽しみ方は多くのキャンパーに刺激を与えたことでしょう。

スズキ×オガワ


(出展:スズキ自動車石岡営業所公式ブログ)

 あまりキャンプのイメージがないスズキでも、コラボアウトドア用品を発見!
コンパクトSUVのクロスビーのオプション装備の中に、「オガワ」とのコラボテントがラインナップされているようです。

オガワは1914年創業の老舗アウトドアブランドで、非常に信頼性の高いギアでキャンパーに人気の高いアウトドアブランド。
公式ホームページの紹介を見ると、大きく「信頼。」の文字が出てくるほど、信頼性のあるモノづくりに自信を持っています。

さて、茨城県にある石岡営業所さんのブログを拝見すると、クロスビーには「マルチカータープ」の純正オプションがあるという事で調べてみると、通常モデルは「カーサードシェルター」という名前で販売されているようです。

車を支えの半分に使用することで簡単に日よけを作ることが出来ます。
オガワのテントはその技術で、風や雨にも強いカーサイドタープを実現しています。
スズキのコラボ商品ではスズキのロゴが入っており、クルマとの一体感をより高めています。

トヨタ×ロゴス

 

(出展:ロゴスストア トヨタカローラ新大阪 名神茨木店公式ホームページ)

最後は自動車業界のトップランナーとオートキャンプ率の高いファミリーキャンパー向けのギアを多数扱うロゴスから、店舗のコラボをご紹介します。
ロゴスの店舗は一般的にショッピングセンターなどの商業施設にあり、ファミリーが来場しやすい環境にあります。

その中でも特に変わっているのが、「ロゴスストア トヨタカローラ新大阪 名神茨木店」です。
店名からお分かりかと思いますが、トヨタ系列のディーラーの中にアウトドアショップをオープンした、ということです。
なんでも日本で初めてディーラーにアウトドアショップがオープンしたという事で、2018年当時、業界では話題になっていたそうです。

冒頭でもお伝えした通り、自動車とキャンプは切っても切れない関係にあるものです。
実際のギアを車とセットでみることで、購入を検討している車両でキャンプに行くとどうなるか、イメージしやすくなりますね。
特に大型のギアであるテントなどが荷室に積んだ際、どれくらいの場所を取るかなどは目視できるのと出来ないのでは大違いですからね。

まとめ


(出展:写真AC)
自動車メーカーがアウトドア方面にも力を入れてきているのはご紹介の通り。
今回は触れませんでしたが、昨今は気軽に行けるキャンプスタイルとして車中泊キャンパーも増えてきています。
いつか自動車もアウトドアギアとして扱う時代が来るのかもしれませんね。

キャンプ初心者必見!初心者キャンパー向けのキャンプ用品はこれだけでいい!

2019年1月29日

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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!