キャンパー必須のお天気知識「台風を知ろう」

キャンプに限らず、晩夏から秋にかけてのレジャーの天敵が「台風」。
台風が直撃している中ではもちろんレジャーはキャンセルするべきですが、近くにいるときはどうすればいいのでしょうか?
この記事では、台風に対する正しい知識をもってキャンプができるように、仕組みや対策についてご紹介してまいります。

安全なキャンプのために


 そもそも台風に限らず、キャンパーにとって雨と風についての基礎知識は必須です。
キャンプを予定している日程で雨や風がある場合や、キャンプをしていて雨や風をある程度読めるようにならなければ、非常に大きなリスクを伴います。

風について


 台風を基準に考えると、強風域の平均風速15m/秒を超える場合はキャンプを見送り、現場にいる場合は撤収を検討したほうがいいでしょう。

そもそも風速の表記方法はいくつかあり、10分間の風速の平均をとった「平均風速」と、ある瞬間での「最大瞬間風速」がキャンプでは重要です。

一般的に、平均風速の1.5倍から2倍が瞬間最大風速になるといわれております。
天気予報でよく見るのは平均風速ですが、テントやギアを襲うのは最大瞬間風速です。
勘違いしないように注意してください。

雨について


 風に比べると雨の方はクリティカルではありませんが、場合によっては命の危険にさらされるということも覚えておいてください。

水はけの問題や傾斜の下の方でなければ、テント内にいる分にはそこまで危険ではありませんが、最も気を付けなければならないのが土砂崩れの可能性です。

キャンプ場での土砂崩れも当然ですが、どちらかと言えば気にするのは帰宅路の土砂崩れです。
いくら撤収しようとも、帰り道が絶たれてしまい、陸の孤島となったキャンプ場に閉じ込められてしまいます。

また、テントやタープの種類によっては、水が溜まってしまい倒壊する恐れもあります。
定期的に水を逃がしたり、ガイロープで逃げ道を作っていたりと、必ず対策をしてください。

なんで日本にこんなに台風がくるの?


 台風は一般的に、晩夏から秋にかけて日本列島に接近します。
これは太平洋高気圧の動きによって変わっています。

夏場に日本列島に暑い空気をもたらすのがこの太平洋高気圧で、台風はこの高気圧の淵に沿って進んでいくことになります。

夏場は日本列島の南に張り出してきますので、日本列島側に進んでくることはありません。
晩夏になって張り出し方が弱くなってくると、ちょうど日本列島に台風が直撃するような形になってしまいます。

まだまだ温かい南の海で出来た熱帯低気圧が暖かい海からエネルギーを補給し、台風となります。
台風は時点の力により、北へ北へと進み、貿易風や偏西風の影響を受けながら日本を目指してくるのです。

では、気象庁の統計から近年の動向を見ていきましょう。
1951年以降の統計を見ると、最低発生数は2010年の14、最大発生数は1967年の39となっています。

地球温暖化の影響で発生しやすいかと思いきや、ここ70年では増えても減ってもいません。
これは日本への上陸数でも同じことが言えます。
また、台風の強さの指標である中心気圧も、歴代トップ10を見ると、20世紀に入ってからはランキングに入っていないようです。
ちなみに、気象庁が公表している中で最強の台風は、1934年に室戸に上陸した911.6hPaの室戸台風だそうです。

台風が発生しているとき、キャンプはどうする?


 さて、ここまでの情報である程度は雨、風、台風の知識が得られたかと思います。
ここでは実際に台風が発生している場合と、それに準じた状況でどう判断していくのか、ご紹介してまいります。

キャンプ当日が台風のコースに入っている場合


 もはや言うまでもありませんが、即刻中止を決定してください。
天気予報の精度はかなりのものですので、直撃コースを免れたとしても掠めるのは間違いありませんので
キャンプすることは叶いません。

そもそも台風が接近するとキャンプ場はクローズを決定してしまいますので、いずれにしても難しいでしょう。
ただし、すぐにキャンセルするのは待ってください。
ほとんどのキャンプ場は台風接近によるクローズや、キャンセルに対してはキャンセル料が発生しませんので、直撃コースだからと言って急いでキャンセルすると、システム上キャンセル料が発生してしまうことも…

キャンプの前後日が台風のコースに入っている場合


 台風が来てなければ大丈夫ということはありません。
接近に伴い風雨が強くなるため、油断は禁物です。
また、台風が通り過ぎた後も台風一過で非常に強い風が吹く場合があります。

台風本体よりは強くなりませんが、設営撤収時に危険になる可能性が高いので、中止にしてください。
この場合はキャンセル料が発生する可能性がありますので、キャンプ場と相談したほうがいいでしょう。

キャンプ付近の日に、南海上に台風がある場合

 キャンプを予定している日の前後に、南海上に台風がある時は要注意です。
台風は暖かく湿った空気の塊ですから、そんな空気が流れてくるとなると天気が不安定になり、ゲリラ豪雨や竜巻発生の可能性が高まります。

さらに、時期的に台風の北側に秋雨前線があることも少なくありません。
台風の暖かく湿った空気が前線にエネルギーを補給し続けて、ピンポイントな地域にずっと雨を降らす「線状降水帯」が発生することも。

絶対に、というわけではありませんが、中止を検討したほうが無難でしょう。

万が一、台風の影響を受けてもいい様に、準備はしておこう!


  台風が離れていても、その影響が出る可能性は大いにあります。
その場合でも油断せず、突然の雨風にも対応できるアイテムも一緒に持っていきましょう。

テントが入る大きなビニール袋


(出展:モノタロウ公式ホームページ)

 台風の影響で風雨が強まると、フライシートやタープを乾かすのはもってのほかで、たたむことすら叶わない可能性があります。
そうなってしまうと収納ケースにはもちろん入りませんし、濡れたまま車に積むのもはばかられますから、こういった大容量サイズのポリ袋は重宝します。

例えばモノタロウの150リットルのポリ袋は120センチ×130センチなので、大型のタープは余裕で入りますし、2~3人用のテントなら入るでしょう。
2ルームテントや大型のワンポールテントだとちょっと怪しいので、サイズにはご注意を。

ドライバッグ


(出展:イエティ公式ホームページ)

 ドライバッグとは、一言でいうと防水、耐水性のあるバッグのことです。
メーカーによってさまざまなサイズが出ており、中には100リットルの大容量タイプを販売しているところもあるので、濡れたシート類を入れて撤収するのにも使えます。

また、小型のものを持っておくと、財布やスマートフォンを身に着けながら雨の中撤収をするときも安心ですね。

台風の影響はさておき、夏のキャンプなどはゲリラ豪雨に合う事もありますので、一つ持っておくと万が一の時に使えるでしょう。

日持ちする予備の食糧


(出展:無印良品公式ホームページ)

キャンプ場までの林道で土砂崩れが起き、復旧するまで孤立するという可能性はゼロではありません。
売店が充実しているキャンプ場であれば現地で食料を調達すればいいのですが、必ずしもそうとは限りません。

また、緊急時だからこそ、ある程度は自分たちで賄う準備はしておくべきです。

そういった状況でおいしく栄養を補給できるのが「レトルトカレー」です。
日持ちもしますし、有事の得でなくても普通に食べてもおいしいので、無理なく非常用として持っていくことが出来ます。

出来れば白米も持っていきたいところですが、最悪カレーだけでも栄養補給が出来ますね。
 

まとめ

さて、キャンパー必須のお天気知識として、台風のことをご紹介してきましたが、大切なことは一つだけです。
「無理なキャンプは絶対にしないこと」を必ず守ってください。
極論ですが、台風が発生して日本付近にいる場合は、どんな影響が出るか気象予報士でも断定することはできません。
とはいえ、判断に困る微妙なケースはあるかと思います。

社長
ご自身の判断はもちろんのこと、キャンプ場のスタッフともよく相談して、ご予定を考えてくださいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!