夏のキャンプ場でも夜に寒く感じるのはなぜ?寝袋は必要?

夏場のキャンプでは、場所によっては寝袋はないほうが快適という場所もあれば反対に寝袋がないと寒くて寝られないという両極端なこともあります。
ところでなぜ山や森など自然の多い場所では寒く感じてしまうのでしょうか?
今回はその理由と寝袋は必要かどうかということについてみていきましょう。

夏キャンプでの寝袋の必要性について

ここ数年、夏場の気温が35℃を超える猛暑日が増えてきました。
また平地では夜も25℃を超える熱帯夜が続く日もあり、ポリエステル製の寝袋ではとてもじゃないけど体を突っ込んで寝られないこともあるでしょう。
夏場のキャンプで寝袋が必要かどうかということですが、これはキャンプ場の場所によって必要かそうでないかが変わってきます。

社長
標高の高い山や高原などでは朝晩の気温差が大きく、逆に寝袋がないと寒くて寝られない場合もあるからです。

なぜ標高が高い場所では気温が低くなるのか

気温は標高差100mごとに0.6℃下がります。
ということは標高1000mにつき6度下がる計算になります。
ですので高地でのキャンプは平地の気温と同じように考えていてはいけません。
わかりやすい例で富士山と東京の都心部で比べてみましょう。
夏真っ盛りの8月初旬の東京の気温が34.0℃ぐらいとすると、富士山の5合目(約2000~2300m)では12~13度下がることになるので、夏場でも15℃前後となっています。
これは平地でいうと10月~11月頃の気温で、長袖を羽織ってちょうどよいぐらいの気温です。

山や高原の夜は夏でも寒く感じるのはなぜ?

中でも山や高原での夜が特に寒く感じられるかもしれません。
その理由は「放射冷却現象」と呼ばれる科学的根拠にもあります。
これは身の周りのことにおいてもいえることですが、熱したフライパンをしばらく置いておくと自然に冷めます。
日中は太陽によって温められた地面も夜になり太陽が沈むと、地面に蓄えられた熱が大気中に放出され冷えていきます。
この地熱の放出は、夜間から明け方にかけて冷え込みがピークになります。

やまひつじ
これが「底冷え」になる原因なのですね!
社長
それに加えマットや寝袋が薄い場合は、地熱の影響をより受けやすくなり寒く感じます。
でも標高が高いほど太陽にも近くなり、日中の気温も高くなるのではないか?と思われた方もいるかもしれません。
しかし実際は、富士山と東京における太陽の距離間では気温差はほとんどありません。

気温が上昇・低下しやすい理由の一つに「平地面積の広さ」と、「風を遮る環境があるかどうか」ということが考えられます。

例えば東京周辺など平野部では地上の面積が広いため、地面に太陽の熱をたくさん蓄えることができます。
それに加え、高層ビルや住宅など人工物が多くそれらが海からの風を遮ります。
地面にたくさんの熱を蓄えられる上に、風を遮り冷却されにくい環境が合わさって気温が上がりやすくなるのです。

一方、富士山のような山の頂上部では、平面積は極めて狭くなるため多くの熱を蓄えにくいです。
またその周りに遮るものが何もないので気温が上がりにくいだけでなく、強風によって冷え込むスピードも違います。
その他にも高原などでは周りが多くの樹木に囲まれていますが、枝や葉が日光を遮断し森林内の温度が上昇するのを 防いでいます。
植物が根から吸い上げた水分は大気中に蒸発されますが、この「蒸散」という作用により涼しくなっているのです。

社長
昼間はそれなりに快適な気温でも、夜寒くて一晩かけても体中がガタガタ震えて寝付けないなんてことも!
家の中で過ごすのとは違い、アウトドアライフでは暑さよりも寒さのほうが耐えがたいです。
高地など朝晩の気温差が激しいキャンプ場にあまり慣れていない方は、万が一の時に備えて寝袋を用意しておくことをおすすめします。

寝袋無しのメリット&デメリット

とはいえ、平地でのキャンプ場では暑くて寝袋など無くても快適!というような場所もたくさんあります。
寝袋無しでも一晩過ごせますが、暑くても寝袋があったほうがいいということもあります。
そのメリットとデメリットについてもみていきましょう。

荷物が減り、初期費用が安く済む

寝袋不要となると、そこに掛けるお金は要りませんし、荷物も減ります。
寝袋でなくても例えばヨガマットとタオルケットだけで寝ることもできます。

寝袋がないとやはり寝づらい!?

寝袋は隙間ができにくい構造ゆえ保温性があり、肩やつま先まで効率よく温めることができます。
それ以外にも、コンパクトに収納できる、寝返りしても布団がズレない、マットよりも高いクッション性があるなどさまざまなメリットがあるのです。
キャンプ場の地面は砂利地など硬くて寝苦しい場所がほとんどです。
マットを一枚敷いただけでは硬い地面で寝返りを打つことで、翌朝体がバキバキになり、痛みや疲労感が残ってしまうことがあります。
やはりそういう面でも寝袋はあったほうがいいでしょう。
暑さをしのいで快適に寝たいということで、快適な寝袋の選び方があります。

夏キャンプでおすすめしたい寝袋

「寝袋」にはさまざまな素材が使われていますが、元来寝袋には「モイスチャーマネジメント」といって汗や水分をスムーズに排出する機能性があり、丸洗いできる素材が使われていたりします。
その中でも夏用の寝袋として取り入れられる快適な素材もあるのです。

撥水性を持ち合わせた素材

撥水性素材の一つに「ダイナファインファイバー」と呼ばれるものがあります。
これは超極細ポリエステル系繊維で、高い保温性を保持するだけでなく、水滴を浮かばせるほどの撥水性も持ち合わせています。
この繊維が寝袋に使われていることで寝ている間にかいた汗もスムーズに外に逃がし、気温が高い夜でも快適な寝心地が期待できます。

体感温度はマイナス5度!?扇風機がついた寝袋も


「扇風機付き寝袋」というのも最近になって開発されたようです。
実はこれ、寝袋の下部(足元)に扇風機が取り付けられているタイプなのですが、この扇風機によって、下から上へと寝袋内に風が通り抜け、体感温度は外気よりも5度ぐらい低くなります。
(※風量強設定(風速4m/s) 気温25度 湿度80%での計算値の場合)熱帯夜でのキャンプや温度が上がりやすい車中泊などで活躍してくれそうです。

Makuake Air 寝袋

他にも体全体を包み込まない「封筒型」を選ぶという方法もあります。
このタイプだと腕や足元の部分を開くことができ、温度調節が簡単にできるので子どもが使う場合にもおすすめです。

テントに熱がこもらないようにする方法も

寝袋の素材にこだわるだけでなく、寝袋を置いて寝るテントに熱がこもりにくくする工夫の仕方もあります。
暑い夏でも清涼感を確保しやすいテント素材としてメッシュ生地をおすすめします。

テント全体ではなく1面もしくは2面がメッシュになっているテントであれば、虫の侵入を防ぎつつ、風の通り道を確保することが可能です。

また「フライシート」といって、テントに直射日光が当たって温度が上がらないように広げるシートがあるのですが、このフライシートとテントの間のすき間を広く取ることで、熱がこもりにくくなります。
このような工夫もしてみると、湿気や熱気がこもりやすいテント内も少し快適に保てます。

まとめ

今回は、夏場でも自然に囲まれたキャンプ場で寒く感じるのはなぜ?といったことから、寝袋が必要かどうかということに話を繋げてきましたが、やはり寝袋はアウトドアでの就寝時を快適にしてくれるアイテムだということは間違いありません。

社長
夏場でも寝袋をうまく取り入れ、疲れを残さないようにしましょう。

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2019年1月29日

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Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!