災害時に生かそう、アウトドアの知恵と道具!!

阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震の被災経験者から「キャンプ用グッズがそのまま防災用品として使えた」「避難用品にアウトドア用調理器具一式は欠かせなかった」という声を聞きました。
もしも、災害に遭った場合、日頃から不自由な時間を楽しむキャンプ生活に慣れている私たちは、少しだけ落ち着いて行動できるかもしれませんね。
この記事では不便な避難生活を乗り切るための、知恵と工夫をご紹介します。

1次避難と2次避難

地震など災害が発生した直後に自分の身の安全を確保する段階が「1次避難」です。
その後、避難所や車の中、自宅などでライフラインの復旧を待ちながら生活を送るステージを「2次避難」と言います。

地震の場合、1時避難として、我が身を守り、命を守るには、頭を保護し大きな家具から離れてください。
そして、丈夫な机の下にもぐったり、状況に応じてトイレのような狭い空間で柱があるような場所に逃げてください。
あわてて外へ飛び出すことは止めましょう。
火を消す余裕があれば、すぐ消してください。
ドアを開けて避難路を確保してください。
地震で建物がゆがみ、開かなくなることがあるからです。
水害や土砂災害の場合は、災害が起きてから避難しようとしても間に合わないので、避難指示、土砂災害警戒情報等を待たず、早めの避難行動を取ってください。

災害時は、ヘリコプターなどの騒音で人の声がかき消されてしまうので、自力で脱出できない場所に閉じ込められてしまった時は、ホイッスルが役立ちます。
救助の人に早く気づいてもらえます。
また、避難時にはヘッドランプ、小型ハンドライトなどの明かりは欠かせません。
ヘッドランプの方が両手が自由に使えるので懐中電灯より便利でおすすめです。

その他、ソーラーチャージャー・モバイルバッテリーは、太陽光で携帯電話やスマートフォンの充電が行えるので、電源が確保できない時に必ず役立ちます。
また、体温の低下を防ぐ防寒シートや、避難・災害情報を収集するためのハンドチャージラジオ、そして雨風を防ぐ軽量の合羽などが役立ちます。

災害の避難時に大変役に立つテント・寝袋・マット・携帯トイレ

熊本地震では多くの人が車中泊を余儀なくされました。
災害時、キャンプ道具やアウトドア用品が大いに役立ちます。
まず、テントがあれば、プライバシーが守れます。
また、コンロがあれば温かい食事を自分で作ることができます。
他にも災害時に役立つキャンプ用品たくさんあります。
一つずつ、見ていきましょう。

やまひつじ
いざという時、すぐ取り出せるよう、別にまとめておくといいですね。

テント

キャンプ道具の中でもテントは生活空間の確保だけでなく、就寝時や休憩する時に脚を伸ばすことができ、寝返りを打ったりできますので、エコノミークラス症候群の予防になります。

特に女性にとってはテントがあると安心して着替えをしたり、人目を気にしないで気兼ねなく授乳をすることができ、赤ちゃんのオムツ交換もできます。
さらに、テントは子どもたちの居場所となるスペースにもなります。

社長
テントが1つあるだけで、避難時のQOL(生活の質)がぐんとアップします。

避難所の中にいると、情報が早く伝わってきたり、支援物資も受けやすいのは確かですが、やはり長期化する場合はQOLを確保することが重要です。
一般的に災害の規模が大きくなればなるほど、行政の対応に時間がかかり、個別の被災者のニーズに答えにくくなります。

少なくとも災害が発生した直後の3日間〜2週間は支援物資が届かないこともあらかじめ想定しておく方がいいかもしれません。
すなわち、生き延びるのに必要な道具と物資、食料は自分たちで備えをしておくことが肝心です。

筆者の知人でアウトドア派の人がいますが、災害時の前日にたまたまオイル缶でコンロ(ロケットストーブ)を作ったのだそうです。
それが避難時に大変役立ったと言っていました。
このように、食事を用意するための熱源・食器・調理器具、タンク、LEDライト、寝袋、食料、水、医薬品、育児用品、介護用品など必要なものを備えておけば、いざというときでも生活の質を保てます。
これは生活のすべてを他人に頼り、ゆだねるのではなく、自分で自分の生活をコントロールできているという「自主」という意味で大きな心の支えになります。

寝袋・マット

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エコロヴィーバルーン(Ecolovy)
テント以外で、避難生活で役立つアウトドア用品は寝袋とマットです。
避難所であれ、テントであれ、自宅避難であれ、どういう状態でも良質で充分な睡眠をとることが災害時の最重要課題です。
心身の健康を保ち、なんとか再建への活力をつけなければなりません。
寝袋は布団に比べて軽くコンパクトなので場所もとらず、楽に持ち運べます。

特に、寒い時期の避難生活は寒くては寝ることもできません。
マットは冬山などで快適に睡眠がとれるよう作られていますので、避難所でも大活躍します。
昼間は座布団や枕の替わりにもなり、体育館のような硬いフロアでは大いに役立ちます。

トイレ

避難所のトイレは待ち時間も長く、過酷な状況です。
避難者が各自で携帯トイレを用意すればトイレの混雑も緩和されます。
社長
すぐ、仮設トイレが設置されるので、それまでのつなぎに2~3日分を用意しましょう。
やまひつじ
最近、登山をする人たちもトイレを携帯していますね。
少しでも自然を汚さず、水場の水を汚染したりしないようにする目的で使用されています。
次に、災害時のトイレの工夫として、スーパーのビニール袋と新聞紙で応急トイレを作ることができるのでご紹介します。

ビニール袋と新聞紙をご用意ください。
新聞紙をクシャクシャに丸めてビニール袋に入れると、応急トイレができます。
災害時はたとえ汲み水で流せても、トイレは使用できません。
排水管などの異常があると逆流の危険があるからです。

洋式トイレの中にビニール袋を入れれば、水洗トイレとしては使えなくても座って使える応急トイレに早変わりします。
しかし、後の処理が肝心なので覚えておいてくださいね。
使用後、大と小を分けてください。
処理がしやすくなり、一緒にためておくより臭いが軽減できます。
使用した紙も糞尿と分けて集めてください。

水洗トイレが使えるようになっても、紙を別にしておけば、水洗トイレの下水管が詰まるのを防ぐことができます。
また、紙は燃やして処理することもできます。
もちろん、糞便ゴミは一般ごみとは分けてくださいね。
適切な処理方法は、自分の住む自治体に確認をしましょう。

まとめ

以上、災害時に手持ちのキャンプ用品が大変役立つことをお伝えしました。
地震や台風といった自然災害の多い日本で生きていくには、いたずらに恐れても何も解決しません。
普段から防災に役立つ経験や知識を積み重ねることが大切です。
最近のアウトドアブームは、そういった面からも評価することができます。
ただし、これは本来の「不自由さを楽しむキャンプ」のことです。
管理されたキャンプ場よりも野営場や人里離れた場所でのアウトドアライフの経験は大事です。
筆者は野営場で父親が小学生の子どもを連れてきて火のおこしかたを教えているのを見たことがあります。
貴重な体験ですね。
東洋経済オンライン 『熊本地震で強力支援を展開した山のプロたち』でも報告されたように、アウトドア生活は災害時に大いに役立つ重要な知恵と言えます。
興味がある方はお読みください。
東洋経済オンライン 熊本地震で強力支援を展開した山のプロたち

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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!