災害時に子どもを守る、アレルギーのある子どもはどうする?

次から次へと、まるで人間を翻弄するかのように襲い来る大災害。
この30数年の間に5回もの巨大地震に見舞われた日本です。
地震だけではありません。
大洪水や土砂災害も頻繁に起きています。
今回は災害時の食事について考えてみます。
キャンプなど、アウトドアに慣れている私たちは避難所生活でも少々のことではへこたれませんが、家族にアレルギーを持った人がいると本当に途方に暮れてしまいます。
どうすれば乗り切れるかをお伝えします。

避難生活について

小学校など、避難所として設けられた公共の施設に入り、支援物資として水とパンやオニギリが配られます。
まず、配られる物としては、乾パン・非常食(圧縮加工された小麦粉ベースの栄養食)・アルファ化米など備蓄されているもので、数日経ち、輸送ルートが確保されてからは、おにぎり・味噌汁、お汁粉・お弁当・菓子パンが配られ、ボランティアによる現地での炊き出しが始まります。

慣れない避難所で隣との間仕切りも無いような生活では、少しずつ心が疲れ、病んでいきます。
これまでの災害から得られた教訓は、避難生活が1週間も経ったころから変化のある温かい食事とプライバシーが保たれる空間が欲しいという声があがっていることです。
それがあれば、厳しい環境下にあっても、ひと息つける家族の交流も生まれ、足を伸ばして体をやすめることもできます。

災害食、アレルギーがあるときはどうすればよいか?

現在、小麦や卵、牛乳などにアレルギーのある子どもは、20人に一人だと言います。
もし誤って食べてしまった場合、最悪、命にかかわります。
では、食物アレルギーの子どもを災害時にどう守ればいいのでしょうか?

社長
厳しいですが、食物アレルギーの子どもを持つ親が災害時の不安から逃れられる究極の方法は自分で用意することです。

市販されているものがあるので、ご紹介します。

【セット内容】

  • 尾西 白飯:1食
  • 尾西 赤飯:1食
  • 尾西 わかめごはん:1食
  • 尾西 田舎ごはん:1食
  • 尾西 白がゆ:1食
  • 尾西 梅がゆ:1食
  • マジックライス 白米:1食
  • マジックライス わかめご飯:1食
  • マジックライス 青菜ご飯:1食
  • マジックライス 梅じゃこご飯:1食
  • 安心米 山菜おこわ:1食
  • 安心米 梅粥:1食
  • 安心米 わかめご飯:1食
  • 安心米 きのこご飯:1食
  • 安心米 ひじきご飯:1食
  • さつま芋のレモン煮:1食
  • ソフト金時豆:1食
  • 野菜1日これ1本:1本
  • えいようかん:1食
  • 尾西 ライスクッキー(ココナッツ風味):1箱
  • 尾西 ライスクッキー(いちご味):1箱

普段から備蓄を!

アレルギー体質のある子どもを持つ家庭では普段から小麦粉ではなく100%米粉でできたパンを冷凍庫に常備しておきましょう。
ハンバーグを作るときも、パン粉の代わりにジャガイモの粉を使ったり、工夫しながら食事を作りましょう。

他にも災害時に備え、アレルギー対応のレトルト食品などを1週間分、備蓄するようにしましょう。
また、震災の時に親も落ち着いて的確に説明できる状態であるとは限らないので、名前、住所、血液型、自分の持病、気をつける事などを書いて常に子どもの首に下げておくといいと思います

備蓄食料を見直す自治体も

災害時に食物アレルギーがある子どもに対処できるように、自治体の間で備蓄の食料を見直す動きが広がっています。
たとえば、愛知県西尾市は、全ての備蓄食料をアレルギー対応に変更しようとしています。

これまで備蓄してきた「五目ごはん」には、アレルギーの原因となる小麦と大豆が入っていましたが、現在はアレルギーに対応した別の種類に変更しました。
小麦が使われていたクラッカーも、米粉クッキーに変え、粉ミルクもアレルギーの赤ちゃんが飲めるものに変更しました。
アレルギー物質27品目不使用の災害食です。

やまひつじ
この事例は「やろうと思えばできる」ことを証明していますね。
社長
このような対応が他の自治体でも早く浸透し、広がっていくことを願っています。

さらに、避難所などで行われる炊き出しでも原材料を表示するなどの配慮が必要です。
名古屋市中村区のNPO法人「アレルギー支援ネットワーク」は地域に住むアレルギーの子どもを支援していて、毎年行われる西尾市での防災訓練に参加し、炊き出しを行っています。
昨年の防災訓練では小麦アレルギーの子どもも安心して食べられるように米粉の「すいとん」を作りました。

災害に備えるカードを作ろう!

幼い子どもは、自分のアレルギーについて説明することが難しいため、食べ物を配る側からアレルギーがないかどうかを確認することが大事です。
「アレルギー支援ネットワーク」は、何にアレルギーがあるかを記す「食物アレルギーカード」を作っています。

「卵」、「えび」、牛乳」、「小麦」「大豆」などアレルギーがある食品に○を付けて、大人に見せると、すぐ分かるようになっています。

やまひつじ
食物アレルギーの子どもが避難所で親とはぐれてしまった時などに便利ですね。

平成24年に改正された「災害対策基本法」には、次のように明記されています。

「災害対策基本法の一部改正により、市町村(特別区を含む)には、避難所における良好な生活環境を確保し、被災者の避難生活に対するきめ細やかな支援を実施することが求められるが、その取組に当たっての参考となるよう、市町村を対象に、生活環境の確保に関する事項を指針として示したもの」の一項目に、
5.食物アレルギーの防止等の食料や食事に関する配慮等
避難所における食事の原材料表示、避難者自身によるアレルギー原因食品の情報提供

アレルギーを持った子どもを抱える人は、遠慮することなく、アレルギー物質27品目不使用の食品を要求してくださいね。

子どもを守る

最近は暗闇が苦手な子が多いので、暗闇に慣れておくことも大切です。
普段からろうそくの明かりのもとで食事をしたり、キャンプに連れて行って暗闇を経験させてあげてください。
また、和式トイレに慣れていない場合は、機会がある度に子どもに使わせておくことも必要です。
災害時は和式トイレしか用意できないこともあります。

また、避難する時は歩ける年齢の幼児であっても、なるべくおんぶやだっこをしてあげてください。
離れ離れになったり、子どもが怪我をすることが防げます。
靴は必ず履かせておき、ヘルメットや帽子で頭も保護しましょう。
また、悲惨な光景はなるべく子どもに見せないようにします。
そして、ぎゅっと抱きしめてあげてください。
これは幼児だけとは限りません。

まとめ

以上、災害時に避難所で配られる食事の内容や時期などをお伝えしました。
残念ながら、災害食はアレルギーを持つ子どもへの配慮がある場所は少ないです。
名古屋の例などを発端として、全国に広がっていくことを強く願っています。
特別な配慮や支援が必要な人は、アレルギー疾患がある子どもだけではありません。
老人で流動食しか食べられない人もいます。
そのような人たちが災害弱者にならないよう、声をあげて行かなくてはならないと思っています。

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Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!