困った!どうしよう?海外旅行中の病気①下痢

「旅行者下痢症」ってご存知ですか?
筆者は中国に行ったとき、2日目に(まだ何も口にしていない時に)下痢になった経験があります。
ここでは旅行者下痢症の原因・予防・対策について詳しくご説明します。
夏休みで海外旅行を計画されている方も多いでしょう。
旅行中、そして帰国後の下痢にはくれぐれもご注意ください。

旅行者下痢症って?

海外旅行者が旅行中にかかる病気で一番多いのが旅行者下痢症です。
旅行中(帰国後も)、1日に3回以上の下痢をした場合は「旅行者下痢症」です。

社長
途上国に一か月間滞在した人の2割から6割の人が、この旅行者下痢症にかかっています。

旅行者下痢症は病原性細菌、ウイルス、原虫、寄生虫が原因のことが多く、汚染された生水、氷、魚介類、乳製品、肉類、生野菜、カットフルーツなどや、加熱調理不十分なものを食べた時に発症します。
その他、旅行による環境変化からくる不安やストレス、疲労、硬水、オリーブ油、スパイスなどが原因で下痢を起こすこともあります。

症状は一般的に軽く、治療をしなくても数日間で治りますが、旅行者下痢症になってしまった人の2割から3割の人が旅先で寝込み、4割が旅行日程を変更せざるを得なくなっていますので注意が必要です。
特に南アジア(インド、ネパールなど)や東南アジア(タイ、インドネシアなど)において、雨季(6月~10月)の感染が増えています。

旅行者下痢症の原因は何?

これほど多くの旅行者が悩まされる旅行者下痢症の原因を明らかにしましょう。

日本の水は軟水で、海外では硬水(ミネラル分を多く含む)のところが多くあります。
ミネラルは腸を刺激するため、下痢を起こす人もいます。
炭酸入りの水の方が腸にとってはやさしいです。

やまひつじ
飲料水はミネラルウォーターや煮沸した水を飲むようにしてください。

油や香辛料

エスニック料理に多く使われているスパイスや油は、腸を刺激し下痢を引き起こします。
油物は極力控えましょう。
食品は充分加熱したものを食べることが重要なポイントです。
また食事をする場所は、できるだけ衛生状態の良い店を選ぶようにしましょう。

環境の変化

腸の動きは、神経系によりコントロールされているため、急激な環境の変化による肉体的・精神的疲労や不安は、腸運動の調整機能に変調をきたします。

社長
筆者が中国滞在の2日目になったという下痢は、おそらく、この精神的な疲れからのものだったのでしょう。

細菌・寄生虫

旅行者下痢症の原因となる細菌は病原性大腸菌が最も多く、中でもカンピロバクターという細菌は血便や発熱など重篤な症状を引き起こしてしまいます。
アエロモナス・プレシオマナスという細菌も日本人の旅行者の下痢の原因になっています。
その他、寄生虫によっても慢性の下痢を発症することが多いので、途上国に長期滞在する場合は注意してください。

旅行者下痢症を予防するには?

旅行者下痢症の多くは、水、食物からの感染なので、予防のためには、病原菌で汚染された飲食物を摂取しないことです。
水道水などの生水は絶対に飲まないようにし、生野菜も避けた方が安全です。
肉類、魚介類は十分に加熱したものだけを食べ、果物は皮をむいていないものは大丈夫ですが、 表面に傷があったりカットしたものは止めましょう。

やまひつじ
野菜サラダも止めておく方が無難です。
また、氷が入った飲み物には気をつけ、乳製品も避けてください。
そして、無理なスケジュールを組まずに、休息をしっかりとることも大切です。

これに加えて、トイレ使用後や食事前の手洗いを励行しましょう。
海外では手洗いに使用する水も清潔とは限らないため、ウエットテイッシュなどを携帯しておくと安心ですね。

もしも、重要な会議やスポーツの試合、治安の悪い地域での長距離バスでの移動など、やむを得ない事情がある場合は、抗菌薬の予防内服を行うのも一つの選択肢ですが、抗菌薬は予防よりも発病した際の治療用として事前に処方してもらうようにしましょう。
なお、日本国内の医療機関で抗菌薬を事前に処方してもらう場合は、健康保険外診療(自費診療)になります。

旅行者下痢症になってしまった時の対策

多くの急性期死亡は脱水が原因です。
旅行者下痢症で最も大切なことは、水分補給です。
また、下痢によりミネラル分も多く失われるので、ミネラルの補給も必要です。
食事は消化のよいものを摂取し、硬い料理や強い香辛料、乳製品は便が正常に戻るまでは避けるようにします。

抗生剤や下痢止め薬は症状や病気を悪化させることがあるので気を付けてください。
乳酸菌製剤(ビオフェルミンRなど)は予防にも治療にも有効です。
症状が治まらないときは必ず医療機関を受診してください。

旅行先で発病した場合の対処法をまとめます。

  1. 水分補給と食事
    軽い下痢なら消化のよい食事をし、水分を多めに摂ってください。
    一番良いのは経口補水液(英語でOral Rehydration Saltなので、ORSといえば現地の薬局で買えます)です。
  2. 薬を飲む
    下痢の回数が多い場合は、整腸剤と抗菌薬を服用してください。
    もし2~3日経っても改善しない場合は医療機関を受診してください。
    下痢に血が混じっている、高い熱を伴う、お腹の痛みが激しいなどの症状が一つでもあれば迷わず病院へ行ってください。
    また、中高年で高血圧や糖尿病などの疾患がある旅行者は、下痢による脱水が持病の悪化を招く危険性があるので即、病院へ行ってください。

ニセ薬について

旅先で具合が悪くなったら本当に困りますよね。
海外では日本のようにすぐ薬局に行って薬を買えるとは限りません。
ニセ薬が横行していることも知っておいてください。
アフリカ、アジア、そしてラテンアメリカの特定の地域では実に30%以上がニセ薬だという情報もあります。

まず、第一に必要な薬は日本から持参し、機内持ち込み手荷物の中に入れましょう。
どうしても海外で薬を買わなければならない状況の時は、許可を得て営業をしている薬局で購入する、領収書を請求する、極端に安い薬を買わない、ばら売りの錠剤などは元の容器をみせてもらう、商品名、製品番号、有効期限を記録する、また、印刷の質が悪いものには注意する、箱入りの薬は、添付文書がついていることなどを確認してください。

旅行から帰って

日本の空港についた段階で、まだ下痢が治まらない場合は、空港検疫所の健康相談所に行ってください。
海外の病原菌についての知識が豊富なドクターに無料で診てもらえます。

帰国後に下痢になった場合、すぐに医療機関を受診し、海外特有の病原体を想定した検査や治療をうけることが必要です。

まとめ

以上、旅行中になってしまったら本当に困ってしまう下痢についてご説明しました。
まずは、予防することが肝心ですが、慣れない海外旅行の場合ストレスや不安などが下痢を引き起こすこともあるようです。
また、海外ではニセの薬が多く売られているので現地での薬の購入には細心の注意が必要です。
できれば予め出国までに自分に必要な薬は用意し、機内持ち込みの手荷物に入れてください。
帰国時にもまだ下痢が続いている場合は、空港の検疫所で専門のドクターに無料で診てもらいましょう。
帰国時はついつい早く帰宅したいと気がせくものですが、これを怠ると後日何倍もの時間がかかってしまうばかりか、生命も危ぶまれます。

社長
是非、記事を参考にして、病気とは無縁の楽しい海外旅行を楽しんできてください!!

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Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!