アウトドア関係の資格について①インタープリター(森の案内人)をご紹介!!

アウトドア派の皆さん、インタープリター(森の案内人)という仕事があるのをご存知でしたか?
副業が盛んな今、もしかしたら「好き!」を仕事にできるかもしれません。
ここでは、インタープリター(森の案内人)という資格についてご紹介します。

インタープリターって?

まず、インタープリテーションとは何でしょうか?
『インタープリテーション入門』の中で、フリーマン・チルデンは次のように述べています。

「単なる情報の提供ではなく、直接体験や教材を通し、事物や事象の背後にある意味や関係を明らかにすることを目的とした教育活動」

すなわち、インタープリテーションとは、過疎化で荒れた里山の現状を知ったり、なぜそうなったのかという理由を突き止め、再生を模索したりする教育活動を指しています。

やまひつじ
そのように自然と人を結びつける活動を行っている人を「インタープリター」と呼びます。
インタープリテーションという概念は、1900年代の初めアメリカで生まれ、現在は世界各国の国立公園や自然公園、ミュージアム、自然学校などの活動に取り組まれています。
エコツーリズムのガイドをしたり、自然体験の企画やプログラムの作成、さまざまな公共施設における自然教育活動の計画・立案などが仕事内容になります。

日本でインタープリターの活動がはじまったのは、1980年頃からで、自然公園、都市公園、都市型環境学習施設、ミュージアム(動物園や水族館、科学館、郷土資料館などを含む)、エコツアー事業、自然学校、屋上緑化や壁面緑化などのヒートアイランド対策などの分野で、多くのインタープリターが活躍しています。

参考:一般社団法人 日本インタープリテーション協会

どうしたらインタープリターになれるの?

インタープリターになるにはペーパーテストなどの資格試験があるのでしょうか?
答えはNOで、インタープリターは何かにパスすれば資格が与えられる、というものでもありません。
では、どうしたらインタープリターになれるのでしょうか?
そのためには、以下のようなセミナーがあるので、興味がある人は参加してみてください。

インタープリター・トレーニング・セミナー(略称:ITS)

日本インタープリテーション協会(IP協会)と自然教育研究センター(CES)が、1992年から継続的に実施しているセミナーで、日本で最も歴史と実績のあるインタープリテーションのセミナーの一つです。
このセミナーの修了者が、全国のたくさんの公園や施設等で活躍しています。

最近は、自然公園等で活動する人だけでなく、歴史地域、ジオパーク、博物館や科学館、また体験型プログラムで地域振興に取り組む人の参加も増えているようです。
研修カリキュラムはアメリカ国立公園局のトレーニングの手法をベースに、国内の自然公園や環境教育施設の実践からフィードバックされた日本独自の内容を加えた実践的なセミナーになっています。

このITSとほぼ同等のカリキュラムが、複数の大学の実習にも採用されているそうです。
このセミナーは3泊4日の日程ですが、希望者には自然公園などにおいてインタープリテーションの実際的な経験を積む、On The Job Training (実習)の機会があることも大きな特徴の一つです。
これによりプロを目指す人が、セミナーで学んだことを元にした実践的な経験を積むことができます。
18歳以上ならだれでも参加可能です。
2019年6月末に予定されていた第66回のセミナーは中止されていますが、以下のようにアメリカでの研修会も予定されています。

第22回 日米インタープリター研修会 @イエローストーン
テーマ 「野生動物の保全とインタープリテーション」
アメリカ国立公園局(National Park Service)とのパートナーシップによる、日本人向けのインタープリテーション研修会。

アメリカのインタープリテーションの今を直接学ぶことができます。

日 程(予定):2019年9月7日(土)~9月15日(日)
場 所:米国イエローストーン国立公園
対 象:インタープリテーションに興味が有る人。
定員10名。
通訳が同行。

内 容:雄大な景観のイエローストーンを場に、インタープリテーションのいろいろな方法、メディアについて学びます。
今回は特にを中心テーマとします。

参加費:34万円(東京から参加される場合。予定。)

環境教育指導者養成セミナー 「清里インタープリターズキャンプ」公益財団法人キープ協会

インタープリターズキャンプは、体験や実習を中心に、インタープリテーションの考え方や手法を楽しく学ぶ、参加型学習の場です。
環境省のホームページを参考に、どのようなものか見てみましょう。
参照:環境教育指導者養成セミナー 清里インタープリターズキャンプ

第69回 清里インタープリターズキャンプ(入門)
日程:2019年9月14日(土) 13:30 ~ 16日(月・祝) 14:30 <2泊3日>(申込受付中)
場所:清泉寮キャンプ場(公益財団法人キープ協会/山梨県北杜市高根町清里)
公益財団法人キープ協会 第69回 清里インタープリターズキャンプ(入門)

「インタープリテーション」の基本となる考え方や手法について、実習と講義を通して学ぶ「入門編」です。
「清里インタープリターズキャンプ」は、

  • 環境省「環境教育の人材育成・人材認定等事業」に登録されています。
  • 環境省「体験の機会の場の認定」を受けています。

体験の機会の場の認定 認定状況

内容:

  • インタープリテーションの基本的な考え方と技能
  • 自然を題材にした「伝える」ための技術
  • 「自然と人、人と人をつなぐこと」の構造やポイント
  • 環境教育の考え方について

自然関係の施設の職員やボランティア、自然学校スタッフ、登山ガイドなどアウトドア関係者、博物館等の学芸員、動物園等の飼育員などにおすすめのプログラムになっています。

定 員:24名(先着順)
料 金:一般36,000円(税込)
(内訳:プログラム費 21,000円、宿泊食費 15,000円)
後 援:環境省・文部科学省・林野庁・山梨県
問合せ先: 公益財団法人キープ協会 環境教育事業部
キープ・フォレスターズ・スクール
〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里3545
Tel:0551-48-3795 Fax:0551-48-3228
E-mail:forester@keep.or.jp 担当:石川(いしかわ)

インタープリターを仕事にする方法

仕事としてインタープリターがしたい人は次の3点を押さえましょう。
インタープリターには即戦力が求められていること、雇用されるにしても、起業するにしても、大切なのは実力であること、それからネットワークが大切であることです。
一般社団法人 日本インタープリテーション協会が運営しているインタープリターのためのメーリングリスト「IP-mail」で、インタープリターの募集情報が掲載されるので、以下に登録をおすすめします。

IP-mail 申し込み:join-ip-mail.sYMJ@ml.freeml.com

まとめ

以上、「インタープリター」という資格についてご説明してきました。
まだまだ知名度の低い資格ですが、最近では自然公園や学校教育の現場、ジオパーク、科学館や自然博物館などでもインタープリターが活躍していて、インタープリターが活動できる拠点「ビジターセンター」なども増加してきています。

かつて日本の各地にあった里山が廃れてきたことが、熊や鹿といった害獣被害を拡大させていることなどを多くの人に知って欲しいと思います。
自然と人が共生できる環境づくりを目指して活動しているインタープリターという仕事は今後ますます重要性を帯びてくる分野だと思います。

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2019年1月29日

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Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!