社会問題化する「車中泊は違法??」トラブルを回避するための方法

車中泊している人を見かけたことがありますか?
車中泊は違法ではありませんが、グレーゾーンで、今後、犯罪などにつながれば、禁止にならないとも限りません。
ここでは、最近増えている車中泊について、マナー違反によるトラブルや注意点を考えてみたいと思います。

なぜ、車中泊が増えたの?

アウトドアブームの影響でしょうか?
それともコスパ志向というか、ミニマムを追求した遊び?
実は今年の5月、筆者の住む山間部の空き地(見晴らしの良い、道路から少し外れたエリア)に、20日以上車中泊をしている人がいました。
「山が好きな人で、夜も星空を眺めながら寝られてて『いいな』」と思うと同時に、不信感も抱いたのも正直なところです。

車中泊は宿泊費もかからず、なにより自由というのがメリットでしょうが、住民側からみると、「気持ちが悪い」という反応が多かったようです。
では違法なのか?と問われればグレーとしか言えません。
しかし、車中泊を行う場所は、どこでもいいわけではないと思います。

車中泊に人気の場所「道の駅」について

「道の駅」は長距離ドライブバーの休憩所として1990年代に全国的に始まり、2019年の時点で1160か所が登録されています。

社長
筆者も「道の駅」は旅行する時立ち寄ることが多いです。

しかし、道の駅での「車中泊ブーム」が社会問題化し、国土交通省の公式サイトでは、次のように発信しています。

「『道の駅』は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。
もちろん、『道の駅』は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません」(引用:国土交通省 HP)

「車中泊お断り」の看板をあげている道の駅も見かけました。
禁止された道の駅で車中泊をすれば、警察に通報される可能性もあります。
過去には強制わいせつ事件も起きたようです。
法的にはトイレの電源を利用してスマホを充電したりすると、電気窃盗(刑法235条、245条)となるおそれがあります。

また、駐車場にコンロやバーナーなどを出し、火気を使用して料理などをすると、軽犯罪法違反(1条9号)や火災予防条例など条例違反となります。

やまひつじ
近所住人への迷惑も忘れてはなりません。

車中泊に人気の場所SAについて

高速道路のSA(サービスエリア)は国土交通省管轄の公的施設で、税金によって運営されています。
SAは安全性も高く、売店や食堂・自販機などがそろっていて大変便利ですよね。
最近は、ショッピングセンター並みの豪華なSAもありますね。
公的には深夜にSAに駐車している車のドライバーは「車中泊ではなくあくまでも仮眠中」であると解釈されており、10時間以内であれば取締りの対象にはなっていません。

車中泊を公共ですることについて

海水浴場などで、海辺に車を乗り入れて車中泊をしたり、キャンプ活動をすることは原則禁止です。
これらの場所は地方自治体や国が管理を行っているので、事前に許可を取らないと不法占拠とみなされ警察に通報されるケースもあります。

温泉施設などの駐車場での車中泊も原則禁止されています。
施設によっては、日本RV協会の運営する「くるま旅クラブ」が認定する「湯YOUパーク」や「RVパーク」の提携パートナーになっているケースもありますが、会員のみが施設を利用でき、車中泊料金を払わなくてはならず、無断で車中泊をすることはできません。

公共施設や公園、24時間営業の商業施設やショッピングセンターなどの無料駐車場も、施設開設時間の駐車を目的に設けられているので、車中泊は原則禁止です。
一部を車中泊用に開放する施設があり、ネットや口コミなどで広まっているようです。
あくまでも車内での車中泊を認めるだけで、車外にテーブルや椅子を持ち出してのキャンプ行為は禁止になっています。

やまひつじ
車外にテントを張ったり、調理する行為などは厳禁です。

このように、車中泊が可能な場所は、指定された有料施設しか認められていませんが、キャンピングカーのサークルのメンバーなどは、無料かゴミ諸理費を数百円徴収されるだけで、車中泊やキャンプが可能な場所があります。
このような場所は、地方自治体や入浴施設、レジャー施設などが管理運営し、トイレや水場が使える場所がほとんどとなっているため、車中泊したい地域の「車中泊スポット」をネットで検索すると見つかります。

車中泊ブームに潜むトラブルとは?

宿泊予約などの面倒がないことや、自由に行動できることなどで車中泊をする人が増加し、大変人気が出ています。
しかし、駐車場や施設の利用マナーの悪化や、ユーザー同士のトラブルも問題視されています。
次に、車中泊をする時、どのようなことに注意をすればいいのでしょうか考えてみましょう。

車中泊におけるマナーについて

電車やバスなどの公共の交通機関を利用する時、一定のマナーがありますよね。
同様に、車中泊をする時にもマナーあり、周囲に迷惑をかけないための配慮が必要になってきます。
車中泊で絶対してはならない行為をお伝えしましょう。

  1. エンジンのかけっ放しは禁止
  2. SA・PAでは10時間以上駐車することは禁止
  3. 車外にテーブル・椅子・コンロなどを持ち出すことは禁止
  4. 洗面所での炊事は禁止
  5. 火気厳禁(調理・炊事・バーベキューなど)
  6. ゴミの持ち込み
  7. サイドオーニング、テント、シェルター等の使用
  8. 外部電源の使用(発電機を含む)
  9. タオルや衣類、またウェットスーツなどの天日干し
  10. トイレの水道など「食器」を洗わない

まとめ

以上、車中泊をする人たちが、かなり増えてきていて、マナーの悪さが指摘されていることをお伝えしました。
車中泊は宿泊費用が抑えられる点や自由度が高い点でメリットの理解はします。
しかし、現在の所、車中泊という行為自体は違法とはいえないまでも「法的にグレーな行為」のように思えます。
(災害時など緊急事態が起きた時を除く)

どうしても車中泊をしなくてはならない時は、窓ガラスに目隠しをして、きっちり施錠はしておいてください。
施錠せずに車を離れている間に盗難にあったり、たとえ施錠していても窓ガラスを割られて車内の物を盗まれる可能性もあります。

また、人気のない場所に駐車することは避け、自らの身を守るためには、危険を感じた際にすぐに車を出せるように飲酒は控える方が安全です。
過去に車中泊をしていて、車を発進し、飲酒運転で捕まった人がいたようです。
また、エコノミー症候群など健康面にも注意が必要です。

駐車場が広くてスペースが十分に確保できるなら問題ないのですが、高速のSAや道の駅などは24時間利用可能が多い場所でもあり、車が頻繁に出入りすることも考慮せねばなりません。
特に、ゴールデンウィークや夏休み中などは深夜でも多くの車が駐車しています。
他の利用者に迷惑をかけないために、車中泊を予定する駐車場の利用状況を事前によく調べておき、深夜の利用者が少ない場所か確認したうえで、計画を立てるようにしましょう。

キャンプを愛する一人として、安上がりで自由だからと言って(上記の10項目は厳守)、緊急事態でもない限り公共の駐車場で夜を明かすことは賛成できません。

社長
アウトドアって?キャンプって?という根本に立ち帰って欲しいと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!