「ゴールデンウィークは、毎床(まいとこ)のウォーキングとホタル観賞で決まり!」

熊本県の球磨村、毎床(まいとこ)集落では4月中旬、一斉に梨の花が咲き、辺り一面に白い花が広がり、甘い香りが漂います。
5月末、水田に水が張られ始めます。
既に田植えをしている所もあって、鏡面となった水田が日の光に照らされて、美しく輝きます。
夜にはホタルが飛び交います。


今回は春のウォーキングにぴったりの場所、毎床集落とホタル鑑賞をご紹介しましょう。

やまひつじ
アクセスもお伝えしますので、是非お出かけリストに加えてくださいね。

球磨村、毎床地区って?

熊本県南部、人吉盆地の西に球磨村はあります。
人吉市は、四方を山々に囲まれ、盆地の面積は幅6キロ、長さ20キロに及びます。
歴史を見ると、人吉盆地の藩主、相良氏は鎌倉時代に地頭に任ぜられ、その後700年近く戦国、江戸期と領主として存続し、明治維新を迎えました。

人吉市街から球磨村役場まで西へ12Km。
そこには日本3大急流の一つ、球磨川とJR肥薩線が並行して東西に走っています。

やまひつじ
このドライブも中々なものです。

球磨村はその面積の約88%が山林です。
そこは九州北部の景観とはがらりと変わって、山間部の大自然の厳しさをも感じる美しい村です。
主な産業は、農業と林業で、古くから急傾斜地を利用して作られた棚田が点在しています。

また、毎床地区で作られている「一勝地梨(いっしょうちなし)」は、村の特産品として全国各地に出荷されています。


毎床地区は梨の花でも知られています。
山腹の集落を取り囲むように広がる梨園は、4月になると梨の開花期を迎え、白い花で一面が彩られます。
その美しい景観は、平成11年に豊かな村づくり表彰事業」による農林水産大臣賞を受賞しました。

別名、毎床梨と呼ばれるこの梨は、棚田を利用した段々畑で栽培されていることと、球磨盆地特有の気候である霧と朝夕の温度差によって育まれ、ほどよい甘さと歯触りを持つことが特徴です。

総戸数は52戸、うち農家数は42戸です。
毎床地区の歴史を見てみると、大正時代に過疎化を心配した毎床脇造氏によって、出稼ぎに行かなくても収入を得るために梨栽培が導入されました。

命の水を運ぶ「毎床溝」って? 歴史と役割

毎床溝って知っていましたか?毎床地区の水稲栽培を可能にさせた溝として、開削以来260年を誇る村の宝です。

毎床地区は、標高200m~300mの那良川の河岸段丘から、600~800mの尾根すそに至る緩斜面に展開する集落です。
毎床地区を縦横にめぐる「毎床溝(まいとこみぞ」」の水路の総延長は約8㎞にわたり、今でも地域住民の生活を支えています。

この地区は那良川の谷を低く見下ろす高地なので、昔は干ばつに悩まされるところでした。
江戸時代に毎床地区の人たちは那良川上流の湯原地区に堰を築き、溝を掘って水を導いて毎床地区に水田を拓きたいと願いました。

溝の取水堰は約4キロメートル離れた湯原地区にあり、那良川の左岸にほぼ水平な水路が毎床まで延びていますが、途中に数十メートルに渡って岩をくりぬいた2本のトンネルや、数メートルの段差もあります。

記録によると、工事は寛延4年(1751)10月18日から宝暦3年(1753)3月13日までの1年5ヶ月で、堰や石垣積みや岩石割りなどに雇われた石屋・鍛冶屋には賃金のほかに米・味噌・塩・油・鉄などの代金も支払われ、その総額は銀2貫543匁6分2厘だったこと、毎床地区の住民は延べ8330人が出て働いたので35戸で平均すれば238日仕事をしたことなどがわかります。

毎床溝は、各所に名称がつけられています。
毎年3月には水を止めて定期点検を行い、「井手普請(いでぶしん)」と呼ばれる修理作業を行います。
溝が素掘りだった時代には、地区総出で1週間から10日がかりで溝に赤土を入れ、木を叩いて固める大変な作業だったそうですが、水を止めるのでウナギやウグイ(球磨地方ではイダという)が獲れる楽しみもあったそうです。

毎床溝によって上流から導かれたこの水路が、現在176人が暮らす毎床の集落と田畑を潤しています。
集落内に張り巡らされた水路のあちこちには洗い場があり、炊事や飲み水だけでなく風呂にも汲み込まれていました。
水道の完備した現在でも、野菜洗いなどに利用され続けるなど、潤いある地区の景観を支える基盤となっています。

社長
1951年に溝は素掘りからコンクリート 造りに姿を変えましたが、今日でも溝を大事に守っています。

毎床を歩こう、コース紹介

さあ、毎床の基本情報も分かったところで、出かけてみましょう!!

①案  時期:4月初め

この時期には毎床地区の梨の花が開花します。
一勝地温泉、かわせみ周辺には桜並木もあり、春を楽しむには最適です。

コース紹介
石の交流館「やまなみ」から一勝地駅〜那良口駅の川沿いを歩き、松谷棚田展望所、毎床地区の梨園へと林の中を上り、山越えの道を鬼ノ口棚田へと抜ける周遊ルートはどうでしょうか?

出典:球磨村観光サイト ごーくま

② 案  時期:5月末

もし、ホタル観賞がしてみたいなら、少し時期を遅らせて5月以降がおすすめです。
日本の棚田百選に選ばれている、松谷棚田や鬼ノ口棚田散策とホタル観賞のプランはどうでしょうか?

コース紹介
日本棚田百選「松谷棚田」の周りを散策し、ゆっくり夕食でもとり、ホタルを待ちましょう。
日没が19時ごろなので、ホタルが乱舞を始めるのは1時間後位です。
20時に出発が適時でしょう。
車で回ることをおすすめします。
暗闇の中を舞うホタルたちは幻想的で、うっとりするほどきれいですよ。

社長
すぐ近くでホタルを見ることができます。


問い合わせ先:
球磨村観光協会事務局(球磨村役場企画振興課内)

TEL:0966−32−1114  FAX:0966−32−1230  Mail: kankou@vill.kuma.lg.jp

おみやげに美味しい棚田米を!

球磨村には、石積みの棚田を拓いてきた歴史があります。
山間部は昼夜の温度差が大きく、球磨村でできる棚田米は、昔ながらのかけ干しをするため、米のうまみがより一層引きたった美味しい米です。

球磨村の棚田は、集落ごとの地形、水源、岩石などの違いや、開拓にかかわった先人の営みの違いによって個性があるようです。

おわりに

農林業の体験や自然に親しむ拠点として、廃校となった一勝地第二小学校施設を活用して「田舎の体験交流館さんがうら」が開かれています。
そこでは、球磨村の棚田を巡る棚田ツアーや松谷棚田での田植え・稲刈りの体験も行っています。

https://utsukushii-mura.jp/map/kuma/
所在地:熊本県球磨郡大字三ヶ浦 毎床地区(八代市から40km、人吉市から15km)

その他、「味噌作り体験」、「山菜摘みと山菜料理体験」、「筍堀り体験」(4月)、「あくまき作りと旬の料理体験」、「田植え体験」(6月)、「さんがうら夏まつり」(8月)、「さんがうら棚田まつり」(9月)、「稲刈り掛け干し体験」「柚子こしょう作り体験」(10月)、「松谷棚田竹燈籠の夕べ」(11月)、「田舎こんにゃく作り体験」「収穫祭」(12月)等のイベントが開催されます。
宿泊、キャンプもできますので、冬以外、いつ行っても何らかの体験ができますね。

社長
是非、お子さんと参加してみてください。

http://sangaura.com/menu.html

どうやって行くの?アクセス方法

電車の場合:
・人吉駅から一勝地駅まで(約20分)
・熊本駅/人吉駅(1時間30分)
・鹿児島中央駅/人吉駅 肥薩線経由(2時間40分)
:新幹線経由(1時間51分)
・博多駅/人吉駅(2時間50分)

車の場合:
・博多駅バスセンター/人吉インター(2時間50分)
・熊本交通センター/人吉産交(1時間35分)
・宮崎駅/人吉産交(1時間50分)
・鹿児島空港/人吉産交(1時間)

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2019年1月29日

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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!