「キャンプ場や沢での熊対策、万一、遭遇してしまった時の対処法!」

近年、各地で熊の目撃情報や被害が多発しています。
2016年の秋田県鹿角市の十和利山(とわりやま)で起きた熊の襲撃事件は、記憶に新しいですね。

やまひつじ
この事件で、山菜採りに来ていた3人が重傷、4人が命を落としました。

環境省の資料によると、熊が常に生息している地域は、日本の国土の4割にもおよぶそうです。

やまひつじ
原因は熊のエサ不足です。
熊のテリトリーに近いキャンプ場や沢では、キャンパーの食料を狙った熊に出くわす危険性が大変高いです。

そこで、今回は熊に遭遇しない方法と、もしも遭遇したときの対処法について書きます。

なぜ熊が人里やキャンプ場に現れるのか?

もともと日本の集落のまわりには広葉樹が茂る里山がありました。
さらにその周辺に熊やイノシシ、鹿が生息する山林がありました。

里山で暮らす人たちは、炭焼きや山菜採り、木材など、山を利用していたので、下草刈りや伐採などに十分、手を入れていました。
しかし、現在では里山住民の高齢化と若者の流出で、人口が減り、十分な手を入れられず、荒れ放題になっています。

つまり、昔は人間が暮らす場所と、熊のテリトリーが完全に分かれていたのですが、今ではその境界があいまいになり、エサを求めて害獣が集落エリアに現れることが増えてきているのです。

とりわけエサ不足の年の場合は、キャンパーたちの持ちこんだ食糧の匂いは飢えた熊たちをおびき寄せてしまいます。

熊の生態

ヒグマは北海道で、ツキノワグマは主に本州と四国に生息しています。
ヒグマの体長は2~3mで体重は200kgから大きいものでは500kgもあります。

ツキノワグマの体長は、ヒグマよりもかなり小さく1mから1.8mぐらいです。

社長
体重は50kg~200kgです。

ツキノワグマの最大の特徴は全身が真っ黒な毛におおわれており、胸に三日月の形をした模様がついていることです。

ツキノワグマの主食はドングリなどの木の実、キイチゴなどの果実、花をつける植物など、基本的には植物を主食としています。
しかしアリやハチなどの昆虫、動物の死肉なども食べ、雑食性の動物です。

また、熊は走るものを追いかける習性があります。
背中を見せて走って逃げてはいけないというのは、この理由からです。

熊は縄張りを持たず、「縄張り争い」もしないそうです。
固体ごとに活動範囲が重なっていても全然気にしないということです。

沢沿いやササの生い茂った薮のそばは、クマが好む場所のため、テントを張ったり、釣りをする場合は特に注意が必要です。

社長
熊の活動が活発になるのは明け方や夕方なので、この時間帯は特に注意を払いましょう。

本来、クマはとても臆病で、自ら危険を冒してまで人に近付いてこないし、人間よりも嗅覚や聴覚が優れているため、たいていは向こうが先に人の気配を察して遠ざかって行くと言います。

次に、人間の側の努力で熊をおびき寄せない注意点をあげます。

熊に出会わないための対策

1.生息域への入山は控え、近づかない

2.夏は特に要注意! 食べものはすぐに片付けること
夏は熊にとって、エサ不足の季節です。
里山に下りてきた熊は、キャンパーが食べ残した食料や、マナー違反者が山中に捨てた生ゴミの臭いにつられてやってきます。
食料やゴミはテント地からできるだけ離し、駐車したクルマの中で保管してください。

3.音を出して自分の居場所を伝える
熊はとても警戒心が強い動物なので、熊よけの鈴などの音を鳴らし、自分の存在を熊に知らせるのは有効な方法です。
しかし、一説にはかえって、こちらの居場所を教えるようなものとして、異論を唱える専門家もいます。

4.できるだけ単独行動は避け、大勢でいること

万一、熊に遭遇した時の対処法

もしも運悪く熊と鉢合せになってしまったらどうすればいいのでしょうか?環境省が推奨する対処法は下の通りです。

まず遠くにいるクマにきづいたときは、あわてず、落ち着いてその場から離れる。
クマを驚かせるような大声を出したり、フラッシュをたいたりしない。
近くに熊がいたときはクマに背をむけず、おちついてゆっくりとクマを見ながら後づさりしながらその場を離れる。
至近距離で出会ってしまったら、あわてず急な動作で驚いて襲ってくることがあるので、冷静にクマがその場をさってから離れるようにする。
襲われたときは両手で頭をガードする。
食料などを携帯している場合は荷物などをその場に置く。

目が合うほどの近距離で熊に遭遇した場合は、視線を外さず、睨みつけたままゆっくり後退してください。
ほとんどの場合は熊の方から逃げて行くようです。
手を上げて自分を大きく見せることも有効だそうです。

やまひつじ
熊は下り坂が苦手のようで、追って来にくいです。

熊の弱点は、鼻の頭あたりで、顔のTゾーンです。
熊に襲われて、ナタやステッキなどの武器で、Tゾーンを攻撃したら熊が退散したという例もあります。

熊撃退スプレー

熊撃退用のスプレーが市販されています。
有効射程距離は5メートルと、それほど長くはありませんが、目や鼻、のどなどの粘膜に当てることができれば、大きな熊とはいえ撃退可能だそうです。
パニック状態で、うまく使えるかどうかが問題で、過信はできません。

スプレーを噴射する際の風向きに注意してください。
自分自身の顔や目にかかると、少量でも大きなダメージ(失明の恐れ)があります熊よけスプレーには有効期限があるので、購入時にチェックしてください。

1.モチヅキ カウンターアソールト 熊撃退スプレー
成分:唐辛子エキス、代替フロン (HFC-134a)
最小噴射距離:9m

2.UDAP 熊撃退スプレー ホルスター付
主成分:トウガラシ抽出液
噴射距離:9mアメリカの森林警備隊に採用されている熊よけスプレーです。

3.カウンターアソールト 熊よけスプレー
サイズ:213×φ59mm
内容物:トウガラシエキス、代替フロン
最小噴射距離:10.5m
噴射持続時間:9.2秒(常温時)
グリズリーの生息地で知られるアメリカモンタナ州で研究・開発された熊撃退スプレーです。
レバーを押すと圧縮された唐辛子エキスが5〜10m噴射されます。
野犬にも対応可能。

おわりに

まずは熊に出合わないのがいちばんですので、キャンプに出かける前には目的地周辺のクマ目撃情報や、ニュースを現在だけでなく過去に遡って調べて、危険な地域は避けるようにしてください。

クマ除けの定番と言われる「クマ鈴」や「爆竹」はそこにエサがいるという合図になってしまい、かえってクマを呼び寄せる危険があると警鐘を鳴らす専門家もいます。

「死んだフリをする」という対策法は雑食の熊にはあまり実践的な効果はないでしょう。

これまで有効とされていた対処法も絶対ではないと心得ましょう。

実際に熊に襲われそうになった人の体験記に以下の注意点が挙げられていました。

社長
特に4番が印象に残りました。

1.ハイシーズンに変に人が少ないキャンプ場に行かない。

2.熊の出没がニュースになっているようなエリアのキャンプ場は避ける。

3.熊が好きなエサがありそうなエリアにはいかない。

4.出会ってからの対策より出会う前の予防に力を入れるほうが絶対いい。

参考:http://camp-zaurus.com/?p=3234

これからキャンプや渓流釣り、林道ツーリングに行こうとしている山に、熊・イノシシ・鹿などの獣害被害の報告が出ていないか、特に熊の出没情報が出ていないかなど、出発する前には必ず下調べをしましょう。

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2019年1月29日

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ABOUTこの記事をかいた人

Kazuki

佐藤和樹(Kazuki Sato) 株式会社UJackの代表取締役社長。現在26歳。 趣味はキャンプと車弄りと映画鑑賞。 本社は千葉県にあり、 キャンプ用品をメインに取り扱っている。 製品の設計や開発なども独自に手掛ける。 UJack(ユージャック)は universal jack(世界に浸透する)を意味し、 文字通り世界中の人々にユージャッカーになってもらうことが目標。 あなたのアウトドアライフにさらなる”喜び”を。 Twitter、インスタグラム、Youtubeなどでも活動中!